AIの業務委託は稼げる?単価相場や契約までの流れを解説

最終更新日:
  • AIエンジニアの業務委託案件の単価相場を知りたい
  • 案件の探し方や契約までの流れ、注意点を整理したい
  • リモート・高単価で働くための基準やサイト選びを知りたい

結論からお伝えすると、AIエンジニアの業務委託は急速な市場拡大により需要が高く、実務経験とスキル次第で他の職種以上に高単価が狙えます

一方で、求められる技術領域(機械学習、ディープラーニング、生成AI活用など)が広く、契約形態(準委任/請負)や相場、案件選定の基準を正しく理解していないと、スキルに見合わない報酬やミスマッチにつながるため、事前準備が重要です。

この記事では、以下の内容について解説します。

  • AIエンジニア業務委託の単価相場
  • 案件サイト選び/契約形態/契約書の必須チェック項目
  • 実際の求人例とリモート・高単価を狙うための基準
  • 未経験からの参画可否や必須スキルセット

AIエンジニアの業務委託で押さえるべき単価相場、案件探しの基準、契約の流れや注意点、実例求人までわかりやすく解説します。

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目次

AIの業務委託はできる?未経験からも可能?

AI分野での業務委託は未経験者でも十分可能です。近年のディープラーニング技術の急速な普及により、AIエンジニアやプロンプトエンジニアの需要は増加しています。

案件獲得には、エンジニア系フリーランスエージェントの活用が有効です。レバテックフリーランスなどのエージェントでは、NLP(自然言語処理)やCNN(畳み込みニューラルネットワーク)などの専門知識を持つフリーランスが重宝されています。

未経験者の場合、まずは機械学習の基礎学習から始め、Pythonフレームワーク(PyTorch、TensorFlow)の基本を習得しましょう。その後、ポートフォリオとして小規模なAIプロジェクトを構築し、GitHubで公開することでスキルの可視化が実現できます。

また、転移学習やファインチューニングといった最新技術に触れることで、クライアントからの信頼度も向上します。

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エージェント面談時には具体的なユースケースを説明できるよう準備し、クラウドプラットフォーム(AWS SageMaker、Azure ML)の基礎知識も押さえておくことで案件獲得の確率が高まります。

AIの業務委託案件例と単価相場は?

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AIの業務委託案件にはどんな案件があって、報酬の相場がどれくらいなのかを確認していきます。

実際にAIの業務委託案件をいくつかピックアップして紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

ここでは、実際に募集されているAIのフリーランス案件の例を5つご紹介します。

AIの案件をお探しの方は、フリーランス向けマッチングサービスおすすめ17選を是非参考にしてみてください。

AIの業務委託案件探しにおすすめのエージェント

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基本的には副業案件自体がどのエージェントでも少ないため、「求人数が多いレバテックフリーランスに1社登録し、2-3社並行して登録しておくと、よりよい副業求人に出会うことができます。
公式サイト エンジニア案件数 稼働日数
(目安)
特徴
インディバースフリーランス
https://freelance.indieverse.co.jp ★★★★★ 週2~5日 ・複数のフリーランスエージェントの求人を一括で見れるサービス
・案件が多いため、さまざまな条件の案件(フルリモート/週3OK)も多数あり
・フリーランス案件の求人管理を効率化したいなら、まずは登録したい案件サイト。
レバテックフリーランス
https://freelance.levtech.jp/ ★★★★★ 週4~5日 ・とにかく案件数が多い
大企業の高単価案件やフルリモート案件も多数取扱あり
・フリーランスとして案件受注を検討するならまず登録したいエージェント
Findy Freelance
https://freelance.findy-code.io/ ★★★★ 週2~5日 ・スタートアップやベンチャー企業の案件が中心
リモートや在宅OKの案件がたくさんある
・報酬体系が明確でわかりやすい
HiPro Tech
https://tech.hipro-job.jp/ ★★★★ 週3〜5日 ・中間マージンが発生しない
・掲載案件の約70%が自社開発
25%は週3日以下の稼働で自由な働き方を実現できる
テックストック
https://tech-stock.com/ ★★★★★ 週4~5日 ・週5日フルコミットで月80万円以上を目指せる高単価案件を多数
リモート案件も豊富で、場所を選ばずに活躍したいエンジニアにおすすめ
テクフリ
https://freelance.techcareer.jp/  ★★★ 週4〜5日 大企業の高単価な案件が多い
・面談対策など案件受注サポートも充実
・業界でも珍しい低マージン率(一部案件で10%)

インディバースフリーランス

公式:https://freelance.indieverse.co.jp

インディバースフリーランスは、株式会社インディバースが運営する、フリーランス案件を集約したマッチングサービスです。

フルリモート / 在宅 / 副業といった希望条件や、自分の保有するスキルや職種を登録すると、自分にあった案件が見つけられます。

複数のエージェントに応募せずとも、求人を一括で閲覧し、また応募できる点がメリットとなります。

はじめてフリーランスとして案件を獲得したい方にはおすすめのサービスです。

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レバテックフリーランス

運営会社 レバテック株式会社
公式サイト https://freelance.levtech.jp/
契約形態 業務委託
対応地域 全国
支払いサイト 15日サイト(月末締め翌月15日支払い)
求人数 113,450件
リモート求人数 -
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何度でも無料相談OK
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レバテックフリーランスは、フリーランスのITエンジニア・デザイナーに特化した、業界最大級のエージェントです。最大の魅力は、中間マージンを極力排除した高単価の「直請案件」が豊富なこと。サイバーエージェントやDeNAといったメガベンチャーをはじめ、誰もが知る大手企業のプロジェクトに参画できるチャンスが多数あります。

また、案件提案から条件交渉、参画中のフォローまで、専任の担当者が徹底的にサポート。LINEでのスピーディーなやり取りも可能で、煩雑な手続きに時間を取られることなく、本業に集中できます。公開求人数は10万件以上と圧倒的で、あなたのスキルや希望にぴったりの案件が見つかりやすい環境です。

「高単価を目指したい」「大手企業でキャリアを築きたい」「手厚いサポートを受けたい」という経験豊富なエンジニアの方に最適なエージェントとなるでしょう。ただし、実務経験が浅い場合や、週1-2日の案件、地方常駐を希望する場合は、他の選択肢も検討すると良いかもしれません。フリーランスとしてさらなる飛躍を目指すなら、レバテックフリーランスは強力な味方になります。

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求人数が最大のレバテックフリーランスには必須で登録しつつ、苦手を補うようなエージェントに2-3社登録するのがおすすめです。
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Findy Freelance

画像は公式ページより引用:https://freelance.findy-code.io/

Findy Freelanceは、時給5,000円以上の高単価案件が84%以上を占める、スタートアップ案件/モダン言語の案件が豊富なエンジニア向けマッチングサービスです。

登録や利用は完全無料で、キャリア棚卸しや選考対策、契約・請求書作成などのサポートも充実。直接契約による透明性の高い条件交渉や、非公開案件の多さも魅力です。

案件例には、TypeScriptやReact、Go、Pythonなど、最新技術を活かせるプロジェクトがあり、スタートアップから大手企業のDX案件まで幅広い選択肢が用意されています。

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ユーザー同士の交流イベントや業界トレンド情報の発信など、キャリアの成長を多面的に支援してくれますよ。

海外在住者や法人契約にも対応しており、フリーランスエンジニアが安心して挑戦できる環境を整えています。

スタートアップの案件を中心に扱っているため、モダンな開発環境で働きたい人にもおすすめ。ぜひ利用してみてください。

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HiPro Tech

HiPro Tech(ハイプロテック)は、パーソルキャリア株式会社が運営するIT・テクノロジー領域に特化したフリーランスエージェントです。企業とフリーランスを“直接契約”でつなぐことを特徴とし、中間マージンが発生しないため、高単価・高報酬な案件が豊富に揃っています。

掲載案件の約70%が自社開発で、25%は週3日以下の稼働と、自由度の高い働き方を実現できます。さらに「案件リクエスト機能」により、今すぐ稼働できない方でも条件に合った案件を優先的に紹介してもらえる点も魅力。登録から契約までのサポートはすべて無料で、初めてのフリーランス活動でも安心して利用可能です。PM・エンジニアからデータサイエンティストまで幅広い職種に対応し、全国どこからでも参画できる案件も多数。キャリアの自由度と収入の最大化を両立したいITプロフェッショナルに最適なサービスです。

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テックストック

運営会社 INTLOOP株式会社(イントループ株式会社)
公式サイト https://tech-stock.com/
契約形態 業務委託契約(一部案件では派遣契約)
対応地域
支払いサイト 最短で稼働月当月末締め翌月15日
求人数 8,486件
リモート求人数 3,854件 (2025年12月16日 現在)
福利厚生 税務・会計のお悩み解決サポート
キャリア拡大に向けたスキルアップサポート
健康維持のためのライフスタイル向上サポート

テックストックは、INTLOOP株式会社が運営するフリーランスエンジニア向けのエージェントサービスです。

直請案件・上流案件を中心に、週5日フルコミットで月80万円以上を目指せる高単価案件を多数取り扱っています。

リモート案件も豊富で、場所を選ばずに活躍したいエンジニアにおすすめです。税務・会計サポート、スキルアップ支援、ライフスタイル向上サポートなど、充実した福利厚生も魅力。週5日フルコミットでがっつり稼ぎたい、上流工程に携わりたいという方は、テックストックがおすすめです。

DAI
こちらは経験年数が5年以上といった、かなりベテラン向けの方であれば高単価案件が獲得しやすいエージェントとなります。
テックストックの公式ページを見てみる

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テクフリ

 

テクフリ(TechCareer Freelance)は、株式会社アイデンティティーが運営するフリーランスエンジニア・クリエイター向けの案件紹介サービスです。

最大の特徴は、業界でも珍しい低マージン率(一部案件で10%)と、登録から案件参画後まで一貫してサポートする強力な体制。コーディネーター・エージェント・カスタマーサクセスの専門チームが、カウンセリングや条件交渉、現場での問題解決まで丁寧に対応します。

さらに、ITフリーランスコンソーシアム(ITFC)による独自の福利厚生も充実。休業補償保険や報酬付き休暇、健康診断割引、税理士無料紹介・キャッシュバック、デリバリーや旅行の割引など、他社にはない特典が多数用意されています。

案件の約80%がリモート対応、週4日からの稼働も可能で、柔軟な働き方を実現。高単価案件や福利厚生を重視する方、エンジニア・クリエイター職種でキャリアアップを目指す方に最適です。ただし、実務経験2~3年以上が求められるため、経験の浅い方や地方在住で常駐案件を希望する方には向かない場合があります。登録・利用は完全無料。

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AIの業務委託案件を探す基準

AIの業務委託案件を探す基準は、主に以下の3つです。

  • 自分のスキルに合った案件が多いか
  • フルリモート可能な案件があるか
  • 高単価な案件が多いか

それぞれの基準について詳しく解説します。

自分のスキルに合った案件が多いか

業務委託案件を探す場合は、自分のスキルに合っているか確認しましょう。

登録するフリーランスエージェントによって、扱っている案件の特徴が異なります。

例えば、エンジニア向けの案件を多数取り扱っていたり、高単価な案件を豊富にあったりします。

そのため、業務委託案件を探すときは「自分のスキルに合った案件が多いか」「働きたい業界の案件を取り扱っているか」などをチェックしておきましょう。

DAI
複数のフリーランスエージェントに登録すれば、それぞれの特徴を掴みやすくなります!

フルリモート可能な案件があるか

業務委託案件を探す場合は、フルリモート案件の取り扱いがあるかどうかも確認しておきましょう。

フルリモート案件を獲得できれば好きな場所や時間に業務を進められるため、自由度の高い生活を送れます。

また通勤時間が発生しないため、プライベートの時間を増やすことも可能です。

DAI
ただし、フルリモート案件は人気が高く応募が殺到しやすいので、求人を見つけたら早めに応募してみてください。

高単価な案件が多いか

業務委託案件を探す場合は、高単価な案件が多いかチェックしておくと安心です。

高単価な案件を獲得できれば効率よく稼げるため、収入に不安を感じることもないでしょう。

DAI
複数のサイトに登録して単価の相場を比較すれば、高単価な案件が多いエージェントが見つかります!

業務委託契約の主な種類

業務委託契約とは、企業内で行っている業務の一部を、他の企業や個人に依頼する契約形態のことです。

なお、業務委託契約は主に以下の3種類があります。

  • 準委任契約
  • 請負契約
  • 委任契約

ここでは、業務委託契約の詳細について見ていきましょう。

準委任契約

準委任契約とは、事務処理など事実行為を委託する契約のことです。

報酬は稼働時間に応じて支払われるため、時給や月給で計算します。

メリット

準委任契約のメリットは、収入が安定しやすいことです。

成果物の納品に関わらず報酬が発生するので、契約中の収入が安定しやすいでしょう。

デメリット

準委任契約のデメリットは、稼働時間や業務の幅に制限があることです。

定期的な報告義務があるため、請負契約ほど自由に時間を管理できません。

また、クライアントによって業務の進め方も異なるため、臨機応変に対応する力も必要です。

DAI
仕事のクオリティが低いと、契約を途中で打ち切られる可能性も。責任を持って業務を遂行しましょう。

請負契約

請負契約とは、成果物を完成させて納品することで報酬を得られる契約のことです。

報酬は働いた時間に関係なく、成果物に対して支払われます。

メリット

請負契約のメリットは、好きな時間や場所で働けることです。

成果物を期限内に提出できれば問題ないため、働く場所や時間は自由に決められます。

デメリット

請負契約のデメリットは、クライアントが納得する成果物を納品できなければ報酬がもらえないことです。

例えば、クライアントが「思っていたよりもクオリティが低い」と感じれば、納品しても報酬が支払われないケースもあります。

また、作業時間や工程が増えても、もらえる報酬に変化は生じない場合も珍しくありません。

DAI
請負契約を結ぶ場合は、作業時間と報酬が見合っているかどうかもチェックしておいてください。

委任契約

委任契約とは、法律行為を委託する際に結ぶ契約のことです。

例えば、弁護士に裁判を依頼したり、税理士に確定申告をお願いしたりする場合が該当します。

そのため、AIの業務委託案件の場合、委託契約を結ぶことはありません。

AIの業務委託で働くメリット

AIの業務委託で働くメリットは、主に以下の4つです。

  • 自分の好きな仕事に集中できる
  • 努力次第で収入アップが可能
  • 自分で業務時間を決められる
  • 人間関係のストレスから解放される

それぞれのメリットについて見ていきましょう。

自分の好きな仕事に集中できる

AIの業務委託で働くメリット1つ目は、自分の好きな仕事に集中できることです。

業務委託では多くの案件の中から、自分のスキルに合った案件や得意な案件を選べます。

DAI
契約内容と異なる業務を依頼された場合は、断ることも可能です!好きな仕事だけを選んで業務を遂行できます。

努力次第で収入アップが可能

AIの業務委託で働くメリット2つ目は、努力次第で収入をアップできることです。

会社員の場合、給料を上げることはなかなか困難だと感じる人も多いでしょう。

しかし、業務委託であれば成果を上げることで報酬アップも見込めるため、会社員よりも収入を上げやすくなっています。

DAI
クライアントの期待以上の成果を出せれば、別の仕事を依頼されることも。クオリティの高い仕事をこなすことが大切です。

自分で業務時間を決められる

AIの業務委託で働くメリット3つ目は、自分で業務時間を決められることです。

案件によっては勤務地や稼働時間を自由に選べるため、好きなときに業務を遂行できます。

DAI
ただし案件の中には、最低稼働日数が定められている場合もあります。応募する前に勤務条件をよく確認しておいてください。

人間関係のストレスから解放される

AIの業務委託で働くメリット4つ目は、人間関係のストレスから解放されることです。

業務委託の場合、案件が変わればクライアントも変化します。

そのため、合わないと感じるクライアントに出会ったとしても、他の案件に変われば良い出会いが見つかるかもしれません。

DAI
業務委託はクライアントと雇用契約を結んでいないため、対等な立場で業務を遂行できます。

AIの業務委託で働くデメリット

AIの業務委託で働くデメリットは、主に以下の3つです。

  • 労働基準法が適用されなくなる
  • 福利厚生が受けられない
  • 仕事のトラブルはすべて自己責任

それぞれのデメリットについて詳しく解説します。

労働基準法が適用されなくなる

AIの業務委託で働くデメリット1つ目は、労働基準法が適用されなくなることです。

例えば、会社員の場合、労働時間は「1日8時間、週40時間」と法律で決まっています。

しかし、業務委託の場合は労働基準法が適用されないため、労働時間に決まりはありません。

DAI
そのため、業務委託を結ぶ場合は、どのような契約条件になっているかをしっかりと確認しておきましょう。

福利厚生が受けられない

AIの業務委託で働くデメリット2つ目は、福利厚生が受けられないことです。

業務委託契約の場合、雇用保険や労災保険といった社会保険が適用されません。

DAI
会社員のように守ってくれる存在はいないので、自分で出来うる備えをしっかりと行っておきましょう。

仕事のトラブルはすべて自己責任

AIの業務委託で働くデメリット3つ目は、仕事のトラブルがすべて自己責任になることです。

例えば、成果物のクオリティが低ければ契約を打ち切られたり、報酬が支払われなかったりといったトラブルも生じます。

他にも、クライアントが何らかの損害を受けた場合は、損害賠償金を請求される可能性もあるのです。

DAI
柔軟な働き方ができるものの、責任ある行動を心掛けなければいけません。

業務委託契約を結ぶには業務委託契約書が必要

業務委託契約を結ぶ際は、業務委託契約書が必要です。

トラブルを未然に防ぐためにも、忘れず取り交わすようにしましょう。

ここでは、業務委託契約書について解説します。

業務委託契約書が必要な理由

業務委託契約書が必要な理由は、主に以下の2つです。

  • 契約中のトラブルを未然に防ぐため
  • 万が一トラブルが生じたとき、証拠として提出するため

業務委託契約書には、業務内容や報酬などについて記載されています。

そのため、契約前に業務委託契約書を作成しておき、契約内容に問題がないか細かく確認しておかなければいけません。

DAI
支払われた報酬が勝手に減額されていた場合、業務委託契約書を持っていれば反論できます!

なお、トラブルによって裁判に発展した場合は、業務委託契約書の提出が求められます。

つまり、業務委託契約書は自分の身を守るため必須アイテムといえるでしょう。

業務委託契約で起きやすいトラブルとは?

業務委託契約で起きやすいトラブルは、主に以下のとおりです。

  • 成果物に対する度重なる修正を求められたが、報酬が同じでその分時給が低くなってしまった
  • 契約内容にない業務についても求められたが、報酬の支払いがなかった

業務委託契約書に業務に関する詳細を記載しておけば、上記のトラブルを未然に防げます。

DAI
お互い気持ちよく業務を進めるためにも、業務委託契約書は必ず取り交わせるようにしましょう。

秘密保持契約を結ぶ場合は秘密保持契約書を取り交わす

案件やクライアントによっては、秘密保持契約書を取り交わすこともあります。

秘密保持契約とは、業務中に知り得た機密情報や個人情報を外部に漏らさないという契約のことです。

秘密保持契約を結ぶ場合は、秘密保持契約書の取り交わしを行っておきましょう。

業務委託契約締結の主な流れ

業務委託契約を締結する際の流れは以下のとおりです。

  1. 契約内容の詳細について話し合う
  2. 業務委託契約書を作成する
  3. 契約書の内容を共有し、認識の相違を確認し合う
  4. 業務委託契約書を取り交わし、契約完了

それぞれの工程について詳しく解説します。

①契約内容の詳細について話し合う

まず、契約内容の詳細について話し合いを行いましょう。

  • 契約期間
  • 業務範囲
  • 報酬額
  • 支払い方法やタイミング

上記のような内容を詳しく決めておくことで、トラブルを未然に防げます。

②業務委託契約書を作成する

話し合った内容をもとに、業務委託契約書を作成しましょう。

基本的に業務委託契約書の作成は、クライアントである企業が担当します。

③契約書の内容を共有し、認識の相違を確認し合う

企業が作成した業務委託契約書の内容をチェックし、お互いに相違がないかを確認します。

このとき「話し合いをしたから大丈夫」と過信せずに、契約書の隅々までチェックしておきましょう。

DAI
もし気になる箇所があれば、事前に相談してみてください。

④業務委託契約書を取り交わし、契約完了

お互いの納得が得られれば、業務委託契約書を取り交わして契約完了です。

DAI
本来であれば記名捺印が必要ですが、近年はクラウド上での電子契約が増えています。

業務委託契約の締結前に確認すべき条件

業務委託契約の締結前に確認すべき条件は、以下のとおりです。

  • 契約形態は何か
  • 業務内容は何か
  • 報酬についての記載はあるか
  • 報酬以外に経費の支払いはあるか
  • 稼働時間はどれくらいか
  • 稼働時間精算幅外の控除・超過支払いについての記載はあるか
  • 報酬の支払い日はいつか
  • 契約期間。更新の有無について
  • 損害賠償の記載はあるか
  • 不利な内容は記載されていないか

それぞれの条件について解説します。

契約形態は何か

業務委託契約を結ぶ場合は、準委任契約や請負契約のどちらに該当するか確認しておきましょう。

契約形態によって報酬や働き方に違いがあるため、事前にチェックしておくことが大切です。

業務内容は何か

業務委託契約を結ぶときは、どのような業務内容を委託されるか確認します。

事前に業務内容を把握しておけば、「想定外の業務を任された」などのトラブルを回避できます。

報酬についての記載はあるか

業務委託契約を結ぶ場合は、報酬についての記載があるかも確認しておきます。

例えば、以下のような項目について明記されているかチェックしておくとトラブルを未然に防げます。

  • 報酬額
  • 支払い方法
  • 時間単価か、プロジェクト単位での報酬か
  • 報酬の計算方法

報酬について確認しておかないと想定よりも報酬少なかったり、支払い日になっても報酬が振り込まれなかったりといったトラブルが発生しかねません。

DAI
事前に相違がないかチェックしておきましょう。

報酬以外に経費の支払いはあるか

業務委託契約を結ぶときは、報酬以外に経費の支払いがあるかどうかも重要な確認項目です。

例えば業務に必要な消耗品やPCの回線費用、電気代などの経費について、報酬に含まれているか別支払いかを確認しましょう。

経費を曖昧にしておくと、後でトラブルに発展することも。

忘れずにチェックしておきましょう。

稼働時間はどのくらいか

業務委託契約を結ぶ場合は、稼働時間も確認しておかなければいけません。

案件によっては最低稼働日数が定められている場合があります。

また、報酬の計算方法が時間制の場合は、稼働時間もしくは精算幅(例:100時間を基準に、90〜110時間の精算幅で◯万円)で定められているケースもあるため、併せて確認しておきましょう。

DAI
スケジュールを管理するうえでも重要な項目です。しっかりと確認しておいてください。

稼働時間精算幅外の控除・超過支払いについての記載はあるか

稼働時間の精算幅が設けられている場合は、報酬の控除もしくは超過支払いの有無を確認します。

実際の稼働時間が精算幅より少なかった場合、その分の報酬が差し引かれる仕組みです。

反対に、稼働時間が精算幅よりも多ければ加算されます。

「勤務時間外も働いたのに、報酬に反映されていない」というトラブルを防ぐためにも、事前にチェックしておきましょう。

報酬の支払日はいつか

業務委託契約を結ぶ場合は、報酬の支払い日も確認しておくことが大切です。

特に、請負契約の場合、成果物を納品した後に検収が行われるため、タイミングが悪ければ報酬の支払いが翌月に持ち越されます。

そのため、検収にかかる時間も確認しておけば、支払い日で悩む心配もないでしょう。

契約期間、更新の有無について

業務委託契約を結ぶ場合は契約期間がいつまでなのか、期間終了後に更新する条件は何かを確認しましょう。

案件によっては定められた期間内に契約解除の申し出がないと、自動で契約更新されることもあります。

損害賠償の記載はあるか

業務委託契約を結ぶ場合は、損害賠償の記載についても確認しておきましょう。

万が一損害を全額賠償しなければならなくなった場合、数百万円に及ぶケースもあります。

具体的には、下記のような損害が一例です。

  • 情報漏洩
  • 著作権の侵害
  • 秘密保持契約違反

また「損害賠償が及ぶ期間」も確認しておくこと、トラブルが生じたときに対処しやすくなります。

不利な内容は記載されていないか

業務委託契約を結ぶ場合は、不利な内容が記載されていないかもチェックしておきましょう。

たとえば報酬の振込手数料を負担させられたり、トラブルがあった場合すべて責任を取らなければならなかったりするなどです。

契約を締結した後に条件に気付いて修正を依頼しても、拒否される可能性があります。

そのため事前に契約内容を隅々まで確認しておき、納得したうえで契約することが大切です。

AIの業務委託に関するよくある質問

1.AI業務委託は実務未経験でも受注できる?

実務未経験でも可能ですが、基礎学習とポートフォリオ作成が必須です

完全に知識ゼロの状態では難しいため、まずはPythonや機械学習の基礎を独学し、GitHubなどで成果物を公開してスキルを証明できるようにしましょう。まずはクラウドソーシング等で小さな案件から実績を作るのも有効です。

2.AIエンジニアの業務委託に必要なスキルは?

Python等のプログラミング言語に加え、数学・統計学の知識が基本となります

具体的には、Pythonのライブラリ(TensorFlow、PyTorchなど)の活用能力や、AWS・GCPなどのクラウド環境での開発経験が求められます。

3.副業(土日・週1〜2日)で稼働できるAI案件はある?

週1日や土日稼働の案件は存在しますが、週5日常駐に比べると数は少なめです。 

まずはエージェントに登録し、「土日のみ」「週2日以内」といった条件で相談してみることをおすすめします。

4.AI業務委託の将来性は?需要はあるのか?

AI市場の拡大に伴い、今後非常に高い需要が見込まれます

DXの推進や生成AIの活用が進む一方で、専門知識を持つ人材は不足しています。AIスキルを持つフリーランスは希少価値が高く、将来的にも安定して高単価を得やすい分野です。

5.AI業務委託でフルリモートは可能ですか?

開発案件やデータ分析案件を中心に、フルリモート可能な案件は豊富にあります。

AI開発は成果物が明確でクラウド上で完結する業務が多いため、リモートワークとの相性が非常に良いです。

まとめ

今回はAIの業務委託案件を探す際におすすめの案件サイトや、業務委託契約を結ぶ流れ、注意事項ついて解説しました。

DAI
複数のサイトに登録して、自分の希望に合った案件を見つけましょう!

また、業務委託契約を結ぶ場合は契約内容をよく確認しておき、不利益を被らないように注意してください。

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