組み込みエンジニアの業務委託は稼げる?単価相場や契約までの流れを解説

最終更新日:
週5で月90万円以上を目指したい方向けのフリーランスエージェント

【第1位】レバテックフリーランス(公式サイト:https://freelance.levtech.jp/
とにかく案件数が多く、大企業の高単価案件やフルリモート案件も多数取扱あり。
エンジニアの仕事・業界の動きなどにも詳しく、スキル・キャリア相談もOK!
フリーランスとして案件受注を検討するならまず登録したいエージェントです。
【第2位】テクフリ(公式サイト:https://freelance.techcareer.jp/
個人では受注が難しい大企業からの高単価な案件が多い。
面談対策など案件受注サポートも充実しており、休業補償などの福利厚生も充実。
手厚いサポートを受けながら高単価な案件を狙うならここ。
【第3位】テックストック(公式:https://tech-stock.com/ 
直請け案件を多く保有し、高単価を実現。
社会保険、税務、研修、留学など福利厚生面のサポートも充実。
【第4位】HiPro Tech(公式:https://tech.hipro-job.jp/
週3日~5日稼働の大手企業/上流工程案件が豊富で高報酬が特徴
スキルを活かせる案件を多数紹介

組み込みエンジニアの業務委託案件を探していて、以下のような悩みや不安を感じたことがある人も多いのではないでしょうか。

男性A
組み込みエンジニアの業務委託案件はどうやって探せばいいんだろう?
女性A
高単価な案件や、プライベートも充実できるようなバランスの取れた案件を探したい!

そこで本記事では、組み込みエンジニアの業務委託案件を探す基準や案件相場・おすすめのサイトなどについて解説します。

組み込みエンジニアで業務委託はできる?未経験からも可能?

結論から言うと、組み込みエンジニアとしての実務経験が2-3年以上あれば業務委託契約で仕事を受けることは可能です。組み込み開発はハードウェアに近い領域での開発が多く、専門的な知識や経験が求められるため、実務経験が重視される傾向にあります。実際に、フリーランスエージェントなどでは組み込みエンジニアのフリーランス案件が多数掲載されています。

C言語やC++を用いた開発経験、RTOS(リアルタイムオペレーティングシステム)に関する知識、ハードウェアの理解、デバッグスキルなどがあると、より多くの案件に対応でき、高単価も狙いやすくなります。

ただし、組み込み開発の実務経験がない場合、つまり未経験からフリーランスになるのは難しいのが現状です。多くの案件では即戦力となる実務経験が求められます。未経験の場合は、まずプログラミングスクールで学習したり、実務経験を積むために就職・転職を検討したりすることをおすすめします。また、昨今ではフリーランスに求められるスキルが上がってきているため、微経験(経験年数〜2年)の場合は案件参画が難しくなってきています。

組み込みエンジニアの業務委託の単価相場

組み込みエンジニアの業務委託案件を受注する際に重要なのが、案件の単価相場と、自身のスキルレベルでどの程度の単価が期待できるかを把握しておくことです。相場を知ることで、適切な報酬交渉や年収目標の設定に役立ちます。

フリーランスエージェントの求人情報や収集した案件データ(2025年5月時点)を分析すると、組み込みエンジニアのフリーランス案件の月額単価は、求められる経験年数やスキルセット、担当工程によって大きく変動しますが、月額60万円〜80万円程度が中心的な価格帯と言えそうです。最高単価は130万円を超える案件も見られます。

具体的には、以下のような傾向が見られます。

組み込みエンジニアの業務委託の単価相場 | 経験年数・スキル別に解説

  • 月額80万円以上の高単価案件:組み込み開発の実務経験が5年以上あり、C/C++に加えてRTOS、Linux、ハードウェア知識、特定の業界(車載、医療機器、産業機器など)に関する深い知識や経験が求められることが多いです。プロジェクトリーダーやアーキテクチャ設計の経験、顧客との折衝能力なども高単価に繋がります。
  • 月額60万円〜80万円程度の案件:組み込み開発の実務経験が3年以上あり、C/C++を用いた開発スキル、基本的なRTOSやハードウェアの知識があると応募可能な案件が多く見られます。仕様に基づいた設計、実装、テストを一貫して担当できるスキルが求められます。
  • 月額60万円未満の案件:組み込み開発の実務経験が1〜2年程度でも応募可能な案件が見られますが、数は少なめです。基本的なC言語での開発経験や、特定のマイコンに関する知識などが求められることが多いようです。

このように、単に組み込み開発ができるだけでなく、関連技術(RTOS, Linux, ハードウェアなど)の経験、担当できる工程の広さ、特定の業界知識の有無などが単価を左右する重要な要素となります。

例えば、月額80万円の案件を継続できれば年収は960万円となり、会社員時代よりも大幅な収入アップが期待できます。一方で、経験が浅いうちは単価が低めになる可能性も考慮しておきましょう。

DAI
自身のスキルセットを客観的に評価し、市場価値に見合った単価で案件を獲得していくことが、フリーランスとして成功するための鍵となります。

組み込みエンジニアの業務委託案件例

ここでは、実際に募集されている組み込みエンジニアのフリーランス案件の例を3つご紹介します。(2025年5月時点)

案件例1:C言語/リモート有/フィットネスジムにおける組み込みエンジニア

案件タイトルC言語/リモート有/フィットネスジムにおける組み込みエンジニア | フリーランスエンジニアのIT案件・求人 (サーバーサイドエンジニア/確認中)| テクフリ
単価〜 880,000円
案件概要
フィットネスの大手企業にてフィットネスサービスだけでなく、エンタメ系やワークスペース等を展開しております。
そこで各種設備や機械のデータ連携等、組み込み系のエンジニアリング知見が不足している状況のため...
必要スキル
・C言語経験3年以上
・MCU上でのセンサー、ロボット制御経験
求人元TechCareer Freelance
公式ページhttps://freelance.techcareer.jp

フィットネスジムの設備・機械のデータ連携など、C言語を用いた組み込み開発。

案件例2:C言語/リモート併用/ネットワーク製品の機能拡張・改修・移植業務

案件タイトルC言語/リモート併用/ネットワーク製品の機能拡張・改修・移植業務 | フリーランスエンジニアのIT案件・求人 (組み込み・制御エンジニア/中野坂上)| テクフリ
単価〜 720,000円
案件概要
現場基準のテンプレートに従って、設計書・テスト仕様書を作成、テスト環境を構築、テスト実施まで行っていただきます。
SDV や IoT で組み込みソフトウェアでも重要度が上がっているネットワーク機能のス...
必要スキル
・C言語での開発経験5年程度
・組込みソフトウェア開発における単体・結合テスト実施の経験3年程度
求人元TechCareer Freelance
公式ページhttps://freelance.techcareer.jp

ネットワーク製品の機能拡張・改修・移植。C言語での開発経験5年程度。

案件例3:C/C++/常駐/医療機器の組込ソフトウェア開発

案件タイトルC/C++/常駐/医療機器の組込ソフトウェア開発 | フリーランスエンジニアのIT案件・求人 (組み込み・制御エンジニア/青梅線小作からバス約10分)| テクフリ
単価〜 500,000円
案件概要
【案件概要】
医療機器の組込ソフトウェア開発をお願いできる方を募集いたします!
工程:詳細設計、製造、テスト
使用技術
・C、C++
・μITRON
詳細の情報については面談の際にお話しさせていただき...
必要スキル
・C言語またはC++の経験
・キャッチアップ時の常駐が可能な方
求人元TechCareer Freelance
公式ページhttps://freelance.techcareer.jp

医療機器の組込ソフトウェア開発。C/C++、μITRON経験者歓迎。

組み込みエンジニア業務委託が身につけたいスキル3選

インディバースフリーランスの求人データを元に、組み込みエンジニアとして特に求められるスキルを3つご紹介します。

スキル1: C/C++言語に関する深い知識

組み込み開発の多くの現場でC言語やC++が使用されています。ポインタ、メモリ管理、低レベルプログラミングなど、これらの言語に関する深い理解と効率的なコードを書くスキルは必須です。

スキル2: 組み込み開発の実務経験

仕様定義から設計、実装、テスト、デバッグまで、組み込みシステム開発の一連の工程を経験していることが重要です。特定のマイコンやプラットフォームでの開発経験があると、さらに有利になります。

スキル3: RTOSやハードウェアに関する知識

リアルタイムOS(RTOS)の理解や、GPIO、タイマー、割り込み処理など、ハードウェアを直接制御するための知識は組み込みエンジニアにとって不可欠です。回路図を読める能力なども役立ちます。

業務委託契約の主な種類

業務委託契約とは、業務を外注したい企業が業務の一部をほかの企業や個人に委託することを指します。

報酬や納期・仕事内容などをお互いが了承することで契約が締結されます。

従業員と雇用主のような関係ではなく、対等な関係です。

業務委託契約は、主に以下の3種類に分けられます。

  • 準委任契約
  • 請負契約
  • 委任契約
DAI
それぞれの違いについて解説します。

準委任契約

準委任契約とは、成果物の作成や事務作業など、特定の業務を遂行した場合に報酬が支払われる契約です。

委託する業務や時間によって支払われる報酬が異なります。

メリット

準委任契約の最大のメリットは、収入が安定しやすいという点です。

準委任契約では、時間内に特定の業務を遂行することで報酬が支払われます。

期限までに成果物を完成させなければいけないという条件がないので、心身的な負担軽減にもつながります。

デメリット

一方のデメリットは、稼働時間における自由度がそれほど高くないという点です。

基本的にはシフトで稼働するようになるため、自分が好きなタイミングで休むことはできません。

業務の進捗報告を定期的に報告しないといけなかったり、稼働する時間帯などもクライアントから決められたりすることがほとんどなので、働き方は正社員やアルバイトに近いです。

DAI
またクライアント側から評価されなかった場合には、いきなり契約を打ち切られてしまう恐れもあるので注意しましょう。

請負契約

請負契約とは、成果物を完成させて納品することで報酬が支払われる契約です。

メリット

請負契約のメリットは、準委任契約と比較して自由度が高いという点です。

請負契約では、成果物を完成させて納品することが報酬を支払ってもらえる条件となります。

働く場所や働く時間なども全て自分で決められるため、何も縛られずに自分のペースで働きたい人におすすめです。

デメリット

一方のデメリットは、納品した成果物のクオリティがクライアントが求めている基準に達していない場合、報酬がもらえない可能性があるという点です。

やり直しや報酬の減額を提示されることもあり、最悪の場合には報酬の支払いを拒否されるリスクもあります。

DAI
トラブルを防ぐためにも、請負契約をする際は工数と報酬が見合っているかチェックしましょう。

委任契約

委任契約とは、法律に関する業務を委託するための契約です。

確定申告を税理士に委任したり、弁護士に委任して裁判を起こしたりすることなどが委任契約にあたります。

DAI
組み込みエンジニアとの直接的な関わりはありませんが、念のため覚えておきましょう。

組み込みエンジニアが業務委託で働くメリット

組み込みエンジニアが業務委託で働く主なメリットは、以下の4つです。

  • 自分の好きな仕事に集中できる
  • 努力次第で収入アップが可能
  • 自分で業務時間を決められる
  • 人間関係のストレスから解放される
DAI
順番に解説します。

自分の好きな仕事に集中できる

メリット1つ目は、自分の好きな仕事に集中できるという点です。

会社員の場合、自分の意思に関係なく上司や会社から与えられた仕事をただひたすらこなさなければいけません。

そのため、ストレスが溜まる人も多いです。

しかし、業務委託契約であればさまざまな案件から自分の得意な仕事や挑戦したい仕事を選べます。

DAI
自分の好きな仕事に集中することで、スキルアップにも期待できるのです。

努力次第で収入アップが可能

メリット2つ目は、努力次第で収入アップが可能という点です。

会社員でも営業職であれば、契約数や受注数などによってインセンティブが支払われます。

しかし、それ以外の職種はたとえ仕事で大きな成果を挙げたとしても、給与が一気に上がることはありません。

業務委託では、常に成果を出すことでクライアントから評価されて報酬アップが期待できます。

仕事に対するモチベーションにもつながるので、少しでも多く稼ぎたい人に業務委託はおすすめです。

自分で業務時間を決められる

メリット3つ目は、自分で業務時間を決められるという点です。

請負契約であれば、働く場所や時間を自由に決められます。

準委任契約であっても、会社員と比較すると柔軟にスケジュール調整が可能です。

DAI
プライベートの時間を優先しながら働くという選択肢が増えます。

人間関係のストレスから解放される

メリット4つ目は、人間関係のストレスから解放されるという点です。

会社員として働いていると、一緒に働く上司や同僚たちとの人間関係に悩まされる人も少なくありません。

人間関係によって心身共に疲弊してしまうこともあります。

業務委託では、会社員のような雇用関係とは異なり、クライアントと対等な立場で業務が行えます。

少しでも気が合わないと感じたら、すぐに別のクライアントを探すことも可能です。

DAI
仕事を共にするパートナーを自分で決められるので、人間関係で悩むこともなくなります。

組み込みエンジニアが業務委託で働くデメリット

業務委託は、メリットだけでなくデメリットも存在します。

主なデメリットは以下の3つです。

  • 労働基準法が適用されなくなる
  • 福利厚生が受けられない
  • 仕事のトラブルはすべて自己責任
DAI
一つずつ解説します。

労働基準法が適用されなくなる

デメリット1つ目は、労働基準法が適用されなくなるという点です。

業務委託契約は、正社員やアルバイトのような雇用関係ではないため、業務内容によっては長時間労働になったり最低賃金を下回ったりすることもあります。

DAI
自分が不利な状況にならないよう、契約する前に必ず内容の擦り合わせを行いましょう。

福利厚生が受けられない

デメリット2つ目は、福利厚生が受けられないという点です。

業務委託契約では、会社員のような雇用保険や労災保険などの社会保険が適用されません。

そのため、万が一事故や怪我が発生した場合には全て自己責任となります。

最近では福利厚生を提供しているエージェントもあるので、自分の身を守るためにも積極的に加入しておきましょう。

仕事のトラブルはすべて自己責任

デメリット3つ目は、仕事のトラブルが全て自己責任になるという点です。

会社員であれば、トラブルを起こしても最終的に上司や会社が守ってくれますが、業務委託ではそうはいきません。

すべて自己責任となるため、数百万円以上の損害賠償をクライアントから請求されることもあります。

DAI
これまで以上に仕事に対して責任感を持って取り組みましょう。

業務委託契約を結ぶには業務委託契約書が必要

業務委託契約を締結する際には、お互いの認識の相違を防ぐためにも業務委託契約書が必要です。

業務委託契約書が必要な理由

業務委託契約書が必要な理由は、以下の2つです。

  • 契約上のトラブルが起きにくくなる
  • 万が一のときに証拠として使える

業務委託契約書がなければ、事前に話していた内容と異なり、予定以上の業務量を任せられたり支払われる報酬が少なかったりするなどのトラブルが発生してしまうことも珍しくありません。

しかし、業務委託契約書があることで業務内容や報酬についてもしっかりと明記されているので、トラブルが起きにくくなります。

万が一のときには証拠としても有効な書類となるため、業務委託契約で業務を行う際には必ず業務委託契約書を締結しましょう。

業務委託契約で起きやすいトラブルとは?

業務委託契約では、以下のようなトラブルが起きやすいです。

  • 成果物に対する度重なる修正を求められたが報酬が変わらず、その分時給が低くなってしまった
  • 契約内容にない業務についても求められたが、報酬の支払いがなかった

トラブルが起きてしまうことで、余計なリソースを割かなければいけません。

DAI
効率的に稼ぐためにも、契約を締結する前の段階で不備がないか必ずチェックしておきましょう。

秘密保持契約を結ぶ場合は秘密保持契約書を取り交わす

ほとんどの業務委託契約では、業務委託契約書のほかに別の書類も取り交わします。

それが秘密保持契約書です。

秘密保持契約とは、業務委託の契約中にクライアントから共有された情報を業務以外の目的で第三者に開示しないという契約です。

秘密保持契約のときと同様に、契約する前には書類に不備がないか確認してから契約を取り交わしましょう。

業務委託契約締結の主な流れ

業務委託契約の主な流れは以下の通りです。

  1. 契約内容の詳細について話し合う
  2. 業務委託契約書を作成する
  3. 契約書の内容を共有し、認識の相違を確認し合う
  4. 業務委託契約書を取り交わし、契約完了
DAI
順番に解説していきます。

①契約内容の詳細について話し合う

まず始めに、契約内容の詳細から話し合います。

主に以下の内容について話し合いましょう。

  • 報酬額
  • 契約期間
  • 業務の範囲

②業務委託契約書を作成する

話し合った内容に問題がなければ、業務委託契約書を作成します。

基本的に業務委託契約書を作成するのはクライアント側です。

③契約書の内容を共有し、認識の相違がないか確認し合う

業務委託契約書が完成したら、話し合った内容と認識の相違がないかをお互いにチェックします。

未然にトラブルを防ぐためにも、少しでも気になる部分があったら必ずクライアントに相談しましょう。

④業務委託契約書を取り交わし、契約完了

業務委託契約書の内容に問題がなければ、契約書を取り交わして契約完了です。

以前までは記名捺印が必要でしたが、最近はクラウド上での電子契約が多くなってきています。

そのため、クライアントに合わせて臨機応変に対応しましょう。

業務委託契約の締結前に確認すべき条件

業務委託契約の締結前に確認しておくべき条件は以下の通りです。

  • 業務形態は何か
  • 契約内容は何か
  • 報酬についての記載はあるか
  • 報酬以外に経費の支払いはあるか
  • 稼働時間はどのくらいか
  • 稼働時間精算幅外の控除・超過支払いについての記載はあるか
  • 報酬の支払日はいつか
  • 契約期間、更新の有無について
  • 損害賠償の記載はあるか
  • 不利な内容は記載されていないか
DAI
実際に契約する際は、ぜひ参考にしてください。

契約形態は何か

先ほど紹介した通り、業務委託契約には主に準委任契約と請負契約の2種類があります。

契約形態によって働き方が大きく異なるので、必ずチェックしましょう。

業務内容は何か

業務内容についてもしっかり確認しておかないと、「自分が想像していた業務内容と違った」「報酬には見合わないほどの業務量を任されてしまった」など、自分自身を苦しめる結果につながってしまいます。

未然に防ぐためにも、契約する前に必ず業務内容についても確かめておきましょう。

報酬についての記載はあるか

業務委託契約書に報酬額や支払い方法など、報酬についての記載があるかどうかも必ず確認しましょう。

また、下記の項目についても忘れずにチェックしておきましょう。

  • 時間単価か、プロジェクト単位での支払いか
  • 報酬の計算方法

報酬以外に経費の支払いはあるか

業務を遂行する上で、消耗品や電気代などがかかります。

それらの費用が経費として支払われるのかも重要なポイントです。

後々のトラブルにもなりかねないので、必ず事前にチェックしましょう。

稼働時間はどのくらいか

案件によっては、稼働時間があらかじめ決められていることがあります。

スケジュールを管理する上でも重要な指標となるため、契約する前に確かめておきましょう。

また稼働時間と併せて精算幅(例:100時間を基準に、90〜110時間の精算幅で◯万円)についても確認を怠らないようにしましょう。

稼働時間精算幅外の控除・超過支払いについての記載はあるか

組み込みエンジニアの案件のほとんどは稼働時間の精算幅が設けられています。

その場合には、報酬の控除もしくは超過支払いがあるのかをチェックしましょう。

精算幅外の控除と超過支払いとは、実際の稼働時間が精算幅より少なかった場合は報酬がその分差し引かれてしまい、逆に多かった場合は報酬が加算される仕組みです。

「業務時間外も働いたのに、その分の報酬がもらえなかった」というトラブルを防ぐため、入念に確認しましょう。

報酬の支払日はいつか

報酬の支払日は、クライアントよってさまざまです。

翌月末払いの場合もあれば、翌月20日払いとしているクライアントもいるので、複数のクライアントと契約している場合には混乱しないように注意しましょう。

また納品から検収の期間についても、併せてチェックしておきましょう。

契約期間、更新の有無について

業務委託契約の契約期間や契約終了後の更新可否についても確認しておきましょう。

一般的には、お互いに解約の申し出がない場合、そのまま自動更新となります。

しかし、クライアントによっては更新する際に一定の条件を満たさなければ更新されないというケースもあるので、注意が必要です。

損害賠償の記載はあるか

損害賠償の記載についても要注目です。

業務委託契約中にトラブルやミスを起こしてしまうと、すべて自己責任となります。

そのため、情報漏洩や著作権の侵害・秘密保持契約違反などで企業に損害を与えてしまった場合、企業から損害賠償を請求されることがあります。

数百万円以上の支払いを命じられることも珍しくないので、どのような場合に損害賠償請求の対象となるのかについて必ずチェックしておきましょう。

不利な内容は記載されていないか

「報酬の振込手数料を負担させられる」「契約終了後に発生した損害を全額賠償する」など、自身にとって明らかに不利な内容が記載されていることも少なくありません。

明らかに不利な内容で契約を締結してしまった場合、自分自身を苦しめる結果となります。

そのため、少しでも気になる内容を発見したら修正をお願いしましょう。

修正に対して断られてしまった場合には、契約自体をお断りすることも考えましょう。

DAI
双方が納得して契約することが重要です。

まとめ

本記事では、組み込みエンジニアの業務委託案件を探す基準やおすすめのサイト・業務委託契約で働くメリットなどについて解説しました。

業務委託で働くことによって自分の好きな仕事に集中できるので、スキルアップにつながります。

また努力次第では短期間での収入アップも期待できます。

DAI
自分に合った案件を探したいのであれば、複数のサービスやエージェントに登録しましょう。

組み込みエンジニア案件が多いフリーランスエージェント

ここからは、実際に組み込みエンジニア案件を受注する時に役立つフリーランスエージェントをご紹介します。これらのエージェントは組み込みエンジニアの案件を多く取り扱っており、高単価案件やリモート案件を見つけやすいでしょう。

レバテックフリーランス

運営会社 レバテック株式会社
公式サイト https://freelance.levtech.jp/
契約形態 業務委託契約
対応地域 全国
支払いサイト 15日サイト(月末締め翌月15日支払い)
求人数 107548件(2025年5月現在)
リモート求人数 -
福利厚生 税理士紹介
無料紹介・特別価格
経理・確定申告代行・節税などに強い税理士をご紹介いたします。

有名クラウド会計ソフト 例:2か月無料
経理初心者でも使いやすい有名クラウド会計ソフトが特別価格で利用できます。

確定申告セミナー無料参加
確定申告セミナーに優先的にご案内。税理士が税申告をサポートします。

マネープラン相談
何度でも無料相談OK
上級資格保有ファイナンシャルプランナーにいつでも無料で、マネープランについて相談できます。

レバテックフリーランスは、フリーランスのITエンジニア・デザイナーに特化した、業界最大級のエージェントです。最大の魅力は、中間マージンを極力排除した高単価の「直請案件」が豊富なこと。サイバーエージェントやDeNAといったメガベンチャーをはじめ、誰もが知る大手企業のプロジェクトに参画できるチャンスが多数あります。

また、案件提案から条件交渉、参画中のフォローまで、専任の担当者が徹底的にサポート。LINEでのスピーディーなやり取りも可能で、煩雑な手続きに時間を取られることなく、本業に集中できます。公開求人数は10万件以上と圧倒的で、あなたのスキルや希望にぴったりの案件が見つかりやすい環境です。

「高単価を目指したい」「大手企業でキャリアを築きたい」「手厚いサポートを受けたい」という経験豊富なエンジニアの方に最適なエージェントとなるでしょう。ただし、実務経験が浅い場合や、週1-2日の案件、地方常駐を希望する場合は、他の選択肢も検討すると良いかもしれません。フリーランスとしてさらなる飛躍を目指すなら、レバテックフリーランスは強力な味方になります。

DAI
求人数が最大のレバテックフリーランスには必須で登録しつつ、苦手を補うようなエージェントに2-3社登録するのがおすすめです。
【レバテックフリーランス】案件数が豊富なフリーランスエージェントサービス
案件数が豊富なIT向けフリーランスエージェント。業界最高水準の案件単価!高額案件・高収入を目指すならここ

こちらも読みたい:

レバテックフリーランスの評判・口コミは悪い?案件の内容や注意点・退会方法を解説

テクフリ

 

テクフリ(TechCareer Freelance)は、株式会社アイデンティティーが運営するフリーランスエンジニア・クリエイター向けの案件紹介サービスです。

最大の特徴は、業界でも珍しい低マージン率(一部案件で10%)と、登録から案件参画後まで一貫してサポートする強力な体制。コーディネーター・エージェント・カスタマーサクセスの専門チームが、カウンセリングや条件交渉、現場での問題解決まで丁寧に対応します。

さらに、ITフリーランスコンソーシアム(ITFC)による独自の福利厚生も充実。休業補償保険や報酬付き休暇、健康診断割引、税理士無料紹介・キャッシュバック、デリバリーや旅行の割引など、他社にはない特典が多数用意されています。

案件の約80%がリモート対応、週4日からの稼働も可能で、柔軟な働き方を実現。高単価案件や福利厚生を重視する方、エンジニア・クリエイター職種でキャリアアップを目指す方に最適です。ただし、実務経験2~3年以上が求められるため、経験の浅い方や地方在住で常駐案件を希望する方には向かない場合があります。登録・利用は完全無料。

テクフリの公式ページを見てみる

他の人はこちらも検索

> テクフリ 評判

TECKSTOCK(テックストック)

運営会社 INTLOOP株式会社(イントループ株式会社)
公式サイト https://tech-stock.com/
契約形態 業務委託契約(一部案件では派遣契約)
対応地域 不明
支払いサイト 最短で稼働月当月末締め翌月15日
求人数 1,137件 (2025年5月11日 現在)
リモート求人数 -
福利厚生 税務・会計のお悩み解決サポート
キャリア拡大に向けたスキルアップサポート
健康維持のためのライフスタイル向上サポート

テックストックは、INTLOOP株式会社が運営するフリーランスエンジニア向けのエージェントサービスです。

直請案件・上流案件を中心に、週5日フルコミットで月80万円以上を目指せる高単価案件を多数取り扱っています。

リモート案件も豊富で、場所を選ばずに活躍したいエンジニアにおすすめです。税務・会計サポート、スキルアップ支援、ライフスタイル向上サポートなど、充実した福利厚生も魅力。週5日フルコミットでがっつり稼ぎたい、上流工程に携わりたいという方は、テックストックがおすすめです。

DAI
こちらは経験年数が5年以上といった、かなりベテラン向けの方であれば高単価案件が獲得しやすいエージェントとなります。
テックストックの公式ページを見てみる

こちらも読みたい:

レバテックフリーランスの評判・口コミは悪い?案件の内容や注意点・退会方法を解説

HiPro Tech | リモート案件が多く自由な働き方を目指せる

HiPro Tech(ハイプロテック)は、パーソルキャリア株式会社が運営するIT・テクノロジー領域に特化したフリーランスエージェントです。企業とフリーランスを“直接契約”でつなぐことを特徴とし、中間マージンが発生しないため、高単価・高報酬な案件が豊富に揃っています。

掲載案件の約70%が自社開発で、25%は週3日以下の稼働と、自由度の高い働き方を実現できます。さらに「案件リクエスト機能」により、今すぐ稼働できない方でも条件に合った案件を優先的に紹介してもらえる点も魅力。登録から契約までのサポートはすべて無料で、初めてのフリーランス活動でも安心して利用可能です。PM・エンジニアからデータサイエンティストまで幅広い職種に対応し、全国どこからでも参画できる案件も多数。キャリアの自由度と収入の最大化を両立したいITプロフェッショナルに最適なサービスです。

HiPro Tech公式ページにアクセスする

併せて読みたい

HiPro Tech(ハイプロテック)の評判は?利用のメリット・デメリット、使うべき人を紹介
週5で月90万円以上を目指したい方向けのフリーランスエージェント

【第1位】レバテックフリーランス(公式サイト:https://freelance.levtech.jp/
とにかく案件数が多く、大企業の高単価案件やフルリモート案件も多数取扱あり。
エンジニアの仕事・業界の動きなどにも詳しく、スキル・キャリア相談もOK!
フリーランスとして案件受注を検討するならまず登録したいエージェントです。
【第2位】テクフリ(公式サイト:https://freelance.techcareer.jp/
個人では受注が難しい大企業からの高単価な案件が多い。
面談対策など案件受注サポートも充実しており、休業補償などの福利厚生も充実。
手厚いサポートを受けながら高単価な案件を狙うならここ。
【第3位】テックストック(公式:https://tech-stock.com/ 
直請け案件を多く保有し、高単価を実現。
社会保険、税務、研修、留学など福利厚生面のサポートも充実。
【第4位】HiPro Tech(公式:https://tech.hipro-job.jp/
週3日~5日稼働の大手企業/上流工程案件が豊富で高報酬が特徴
スキルを活かせる案件を多数紹介