IT講師の業務委託は稼げる?単価相場や契約までの流れを解説

最終更新日:
IT講師の業務委託におすすめのフリーランスエージェント

【第1位】レバテックフリーランス(公式サイト:https://freelance.levtech.jp/
とにかく案件数が多く、IT講師関連の大企業の高単価案件やフルリモート案件も多数取扱あり。
エンジニアの仕事・業界の動きなどにも詳しく、スキル・キャリア相談もOK!
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週3日~5日稼働の大手企業/上流工程案件が豊富で高報酬が特徴。IT講師スキルを活かせる案件も多数。

IT講師の業務委託案件を探しているときに、こんな悩みや壁にぶつかったことはありませんか?

男性A
IT講師の業務委託案件もっと効率よく探したい!けど、どうすればいいのかわからなくて困ったなあ。
女性A
高単価かつ自分の好きな時間に働けるような求人があればいいのに!

結論からいうと、IT講師の業務委託案件は複数の案件サイトに登録して効率よく探すのがオススメです。

案件サイトにはそれぞれ強みがあるので、並行して活用することで自分にぴったりの案件を見つけやすくなります。

今回は、IT講師の業務委託案件を探す人におすすめのサイト3選を紹介します。

DAI
フリーランスの雇用形態で主流の「業務委託契約」についても詳しく解説していきます!フリーランスIT講師として働きたい方は必見ですよ。

IT講師で業務委託はできる?未経験からも可能?

結論から言うと、IT講師としての実務経験が2-3年以上あれば業務委託契約で仕事を受けることは可能です。実際に、フリーランスエージェントなどではIT講師のフリーランス案件が多数掲載されています。

IT講師の業務委託では、プログラミングスキル、インフラ知識、デザインスキルなど、教える分野に関する専門知識や、受講者に対して分かりやすく説明するコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力が求められます。

ただし、IT講師の実務経験がない場合、つまり未経験からフリーランスになるのは難しいのが現状です。多くの案件では実務経験が求められます。未経験の場合は、まずITスクールなどで講師経験を積んだり、自身のITスキルを証明できる実績を作ったりすることをおすすめします。また、昨今ではフリーランスに求められるスキルが上がってきているため、微経験(経験年数〜2年)の場合は案件参画が難しくなってきています。

IT講師の業務委託の案件例・単価相場は?

IT講師の業務委託案件を受注する際に重要なのが、案件の単価相場と、自身のスキルレベルでどの程度の単価が期待できるかを把握しておくことです。相場を知ることで、適切な報酬交渉や年収目標の設定に役立ちます。

フリーランスエージェントの求人情報や一般的なIT講師の単価情報を分析すると、IT講師フリーランス案件の月額単価は、求められる経験年数やスキルセット、担当する研修内容によって大きく変動しますが、月額50万円〜100万円程度が中心的な価格帯と言えそうです。専門性の高い分野や、企業向けの研修、豊富な実務経験がある場合は、さらに高単価を狙える可能性があります。

具体的には、以下のような傾向が見られます。

  • 月額80万円以上の高単価案件:特定のプログラミング言語や技術(AI, クラウドなど)に関する深い知識と豊富な指導経験があり、企業向けの研修や、実践的なスキル習得を目的とした講座を担当することが多いです。研修カリキュラムの企画・作成や、受講者のレベルに合わせた柔軟な指導スキルが求められます。
  • 月額50万円〜80万円程度の案件:IT分野での実務経験が3年以上あり、プログラミングやインフラ、デザインなどの基本的なITスキルに関する指導経験があると応募可能な案件が多く見られます。プログラミングスクールでの講師や、オンライン教材の作成などが該当します。
  • 月額50万円未満の案件:IT分野での実務経験が1〜2年程度でも応募可能な案件が見られますが、数は少なめです。基本的なPC操作やOfficeソフトの使い方、ITパスポートなどの基礎的な資格に関する指導が中心となることが多いようです。

このように、単に教えるだけでなく、専門分野の知識や実務経験、指導経験、研修の企画・作成能力などが単価を左右する重要な要素となります。

例えば、月額80万円の案件を継続できれば年収は960万円となり、会社員時代よりも大幅な収入アップが期待できます。一方で、経験が浅いうちは単価が低めになる可能性も考慮しておきましょう。

DAI
自身のスキルセットを客観的に評価し、市場価値に見合った単価で案件を獲得していくことが、フリーランスとして成功するための鍵となります。

IT講師の業務委託案件例

ここでは、実際に募集されている案件の中から、IT講師の業務委託案件として関連性のありそうな案件の例を3つご紹介します。

案件例①:プロジェクトマネジメント研修講師

案件タイトルプライバシー保護規制対応のプロジェクトマネジメント支援(基本出社)
単価〜 1,100,000円
案件概要
国内外で事業活動を展開する日本企業・日系企業向けに国内外のプライバシー保護規制に対応するためのコンサルティングサービス展開。本ポジションは当該サービスのプロジェクトマネジメント業務となります。・プライ...
必要スキル
・プロジェクトマネジメント経験5年以上・プロジェクトタスクの洗い出し、スケジューリング力・課題管理、スケジューリング管理・顧客事業におけるデータフロー等ヒアリング、取り纏め・顧客仕様を鑑みプライバシー保護法が求める要件精査・顧客提出書類の統合、整合性調整・複数の弁護士やシニアコンサルタントとの調整・議事録作成、会議のファシリテーター対応
求人元FLEXY(フレキシー)
公式ページhttps://flxy.jp/
プロジェクトマネジメントの経験を活かし、企業内でPM候補の育成研修を担当する案件です。実践的なスキル指導が求められます。

案件例②:AI技術研修講師

案件タイトルTeamsAIボット開発におけるPM支援(フルリモート可・一部ビジネスタイム外可)
単価〜 800,000円
案件概要
・プロジェクト計画・進捗管理全体のロードマップ策定、スケジュール管理、リソース配分、予算管理を担当し、各フェーズの目標達成に向けた計画の立案と進捗確認を行います。・チーム・ステークホルダー調整開発チー...
必要スキル
・プロジェクトマネジメント経験5年以上・何かしらの開発経験
求人元FLEXY(フレキシー)
公式ページhttps://flxy.jp/
AI技術に関する知識を活かし、TeamsAIボット開発に関連する技術研修を担当する案件です。最新技術の指導経験が役立ちます。

案件例③:SQL/会計システム研修講師

案件タイトル【SQLServer】大手製造業における購買•原価管理システム更改プロジェクトにおけるPM支援(フルリモート)
単価〜 800,000円
案件概要
・会計周り経験があるPG/SE (OutSystemsの開発)・購買システム(予算登録~稟議承認~購買~資産管理)・原価管理システム(購買システム/生産管理/販売管理/物流システムから連携された情報を...
必要スキル
・簿記3級程度の会計知識・会計システムの実装経験(Java/C#など)・SQLServer、Oracle、PL/SQL、ストアドの経験
求人元FLEXY(フレキシー)
公式ページhttps://flxy.jp/
SQL Serverや会計システムに関する知識を活かし、システム更改に伴う社内研修を担当する案件です。実務に基づいた分かりやすい解説が求められます。

これらの案件例からもわかるように、IT講師は特定のITスキルやプロジェクト経験を活かして、様々な分野で活躍する機会があります。

IT講師業務委託が身につけたいスキル3選

IT講師として活躍するために、特に重要となるスキルを3つご紹介します。

スキル1: 高いコミュニケーション能力とプレゼンテーション能力

受講者に対して分かりやすく、効果的に情報を伝える能力はIT講師にとって最も重要です。専門的な内容をかみ砕いて説明する力や、受講者の理解度に合わせて説明を調整する柔軟性が求められます。また、大勢の前で自信を持って話すプレゼンテーション能力も不可欠です。

スキル2: 専門分野に関する深い知識と実務経験

教える分野に関する深い知識はもちろんのこと、実際の開発やプロジェクトに携わった実務経験があることが重要です。実体験に基づいた解説は、受講者にとって非常に有益であり、信頼性につながります。常に最新の技術動向を把握し、自身の知識をアップデートしていく必要があります。

スキル3: 受講者の理解度を把握し、サポートする能力

一方的に知識を伝えるだけでなく、受講者がどこでつまずいているのかを察知し、個別にサポートする能力も重要です。質問しやすい雰囲気を作り、受講者が自信を持って学習に取り組めるように導くことが、効果的な指導につながります。

IT講師の業務委託案件を探す基準

IT講師の業務委託案件を選ぶときの基準は以下の3つです。

  • 自分のスキルに合った案件が多いか
  • リモート可能な案件があるか
  • 高単価な案件が多いか
DAI
順番に解説します!

自分のスキルに合った案件が多いか

案件サイトを選ぶ際には、自分のスキルに合った案件が豊富にあるかどうかを確認しましょう。

案件サイトでは、以下のようにそれぞれ特徴が異なります。

  • Web系領域に特化しており、エンジニアを中心とした案件が多い
  • 高度なスキルを要求される分、ほかの案件サイトと比較して単価が高い
DAI
自分のスキルに合った案件が多ければ多いほど、選択肢も広がるので、案件の契約が終了してもすぐに新たな案件の獲得に期待できます。

リモート可能な案件があるか

リモート可能な案件があるかどうかもチェックしましょう。

出社が必須な案件よりもリモート案件の方が、通勤時間がかからず効率的に作業できます。

自宅やカフェなど自分の好きな場所でも働けるので、ストレス軽減にもつながるのです。

DAI
リモート案件は非常に人気が高いので、気になる案件を見つけたら積極的に応募しましょう!

高単価な案件が多いか

IT講師の業務委託として効率的に稼ぎたいのであれば、高単価な案件を多く掲載しているサイトを選ぶことが重要です。

高単価の案件は求められるスキルも高いですが、自身のスキルアップにつながります。

業務内容が同じでも掲載されているサイトによって案件単価も大きく異なるので、複数のサイトに登録しておきましょう。

IT講師の業務委託案件を探せるおすすめサイト4選

この章では、DAINOTE編集部が厳選したIT講師の業務委託案件を探せるオススメサイトを4つ紹介します。

  • 【第1位】レバテックフリーランス(公式サイト:https://freelance.levtech.jp/
    とにかく案件数が多く、IT講師関連の大企業の高単価案件やフルリモート案件も多数取扱あり。
    エンジニアの仕事・業界の動きなどにも詳しく、スキル・キャリア相談もOK!
    フリーランスとして案件受注を検討するならまず登録したいエージェントです。
  • 【第2位】テクフリ(公式サイト:https://freelance.techcareer.jp/
    個人では受注が難しい大企業からの高単価なIT講師案件が多い。
    面談対策など案件受注サポートも充実しており、休業補償などの福利厚生も充実。
    手厚いサポートを受けながら高単価な案件を狙うならここ。
  • 【第3位】テックストック(公式:https://tech-stock.com/ 
    直請け案件を多く保有し、高単価を実現。IT講師関連の案件も豊富。
    社会保険、税務、研修、留学など福利厚生面のサポートも充実。
  • 【第4位】HiPro Tech(公式:https://tech.hipro-job.jp/
    週3日~5日稼働の大手企業/上流工程案件が豊富で高報酬が特徴。IT講師スキルを活かせる案件も多数。

レバテックフリーランス

経験のあるIT講師には:レバテックフリーランス

公式サイト:https://freelance.levtech.jp/

DAI
レバテックフリーランスは、リモートで働きたい方や、案件の質がいい傾向にある直案件を受注したい方必見のエージェントです。IT講師案件も豊富に取り扱っています。

レバテックフリーランスの主な特徴としては、以下の3つがあります。

  1. 業界最高水準の案件単価
  2. キャリアコンサルタントによる手厚いサポート
  3. 求人数の多さ

業界最高水準の案件単価

レバテックフリーランスは、高単価案件を数多く取り揃えています。

DAI
中間業者に余計なマージンを取られずにフリーランスに還元することで、高単価な案件を実現しています。

また、レバテックで保有する案件のほとんどは、エージェントから直接案内されなければ見ることができない、「非公開求人」です。
非公開求人の中には、機密性の高い大企業の案件や、条件が良く応募が殺到する可能性が高い案件などが多くあります。
そのため、一般公開はせず、担当者から直接依頼される場合もあるのです。

DAI
実際に担当者の方と話すことで、自分の職種の案件動向や、今の自分のスキルでどの程度のレベルの案件がこなせるのかなどが分かります。今すぐフリーランスになるかどうか分からなくても、気軽に相談してみるのがおすすめです。
【レバテックフリーランス】案件数が豊富なフリーランスエージェントサービス
案件数が豊富なIT向けフリーランスエージェント。業界最高水準の案件単価!高額案件・高収入を目指すならここ

テクフリ

画像はテクフリ公式サイトより引用:https://freelance.techcareer.jp/

テクフリは中間マージン10%からの案件があるエージェントです。エンジニア向け案件が多いですが、デザイナーやディレクター向けの案件も取扱があります。

テクフリは、個人では受注が難しい有名企業の高単価な案件の取扱実績があります。IT講師関連の案件も多数保有しています。

運営元である株式会社アイデンティティは、複数のIT人材派遣事業をおこなっているため、IT・Web系企業とのパイプも太いです。

手厚いユーザーサポートも特徴で、下記のように細やかなサービスが受けられます。

  • 独自の案件マッチングシステムでスキルとのマッチ度が高い案件を紹介
  • 1人につき2人のスタッフがついて案件獲得をサポート
  • 企業との面談前にはエージェントが面談対策をしてくれる
DAI
自分に合った高単価案件を探したいというIT講師必見のエージェントです。

【テクフリ】上場企業からの高単価案件多数!幅広い職種で必見の特化型エージェント
サイバーエージェントやCygamesなど有名企業の案件も多数取り扱っているエージェント

TECKSTOCK(テックストック)

公式サイト:https://tech-stock.com/

運営会社 INTLOOP株式会社(イントループ株式会社)
公開求人数 約8,000件(※2025年4月時点)
特徴 週5案件が豊富
対応地域 主に東京
働き方 常駐・リモート(フルリモートあり)

TECHSTOCK(テックストック)は、エンジニア向けのフリーランス案件を保有するエージェントです。IT講師関連の案件も多数扱っています。

週5日の案件が豊富に用意されていて、しっかりと稼ぎたい人におすすめ。

テックストックの主な特徴を以下にまとめました。

  1. 高単価案件・上場企業案件が多数
  2. 業界で20年以上の実績アリ&サポートが手厚い
  3. 支払いサイトが翌月15日払いと早い

【TECH STOCK】フリーランスエンジニアに特化した案件サイト
直請け案件が93%以上!上流案件にも強いエージェントです。

HiPro Tech | リモート案件が多く自由な働き方を目指せる

出典:HiPro Tech 公式サイト

HiPro Techは、IT・テクノロジー領域におけるエンジニアに特化したフリーランスエージェントです。IT講師案件も豊富です。

HiPro Techの主な特徴としては、以下の3つがあります。

  • リモート案件・週3日からOK案件多数、柔軟な働き方を実現できる
  • 高単価な大企業案件・直請案件が多い
  • 上流から関われる案件が豊富

上流工程の案件は求められるスキル水準が高いぶん、単価も高めです。

収入重視の人、これまでの経験を活かして上流工程に挑戦したい人は、ぜひHiPro Techに相談してみましょう。

ITやテクノロジー領域に精通したエージェントとの事前面談では、専門的な知識に関する相談も可能です。

エージェントは専門知識が豊富で技術的な話をしやすいため、案件の不一致を避けたい方におすすめです。

【HiPro Tech】高単価・リモートで働きたい方におすすめ!
リモート案件・高単価案件も豊富なエンジニア特化エージェント

業務委託契約の主な種類

業務委託契約とは、業務を外注したい企業が業務の一部を「他の企業」や「個人」に委託することです。

業務委託契約は、以下の3種類に分かれています。

  • 準委任契約
  • 請負契約
  • 委任契約
DAI
順番に解説します!

準委任契約

準委任契約とは、特定の業務を遂行した場合に報酬が支払われる契約です。

たとえ成果物が完成していなくても問題ありません。

メリット

準委任契約は、たとえ成果物が完成しなくても、しっかり稼働できれば報酬が支払われます。

そのため、収入を安定させられるのが準委任契約のメリットです。

デメリット

一方、準委任契約のデメリットはほかの契約形態と比較して、稼働時間における自由度が高くないことです。

事前にシフトを組んでから稼働するため、急にスケジュールを変更することはできません。

また業務の進捗状況を逐一報告しなければいけないケースも多いので、働き方自体は会社員とあまり変わりません。

仕事の進捗が遅かったり勤務態度が悪かったりする場合には、途中で契約を終了されてしまう恐れもあるため、注意が必要です。

請負契約

請負契約とは、成果物を完成させることで報酬が支払われる契約です。

メリット

請負契約では、クライアントが定めた納期までに成果物を完成させることで報酬が支払われます。

働く場所や時間などはすべて自分で決められるので、自由度が高いのがメリットです。

デメリット

一方で、納品した成果物がクライアントの求めているクオリティに達していない場合、何度も修正を指示される可能性があります。

あまりにも修正が多い場合には、支払いを拒否される恐れも。

DAI
認識の相違がないよう、業務に取り掛かる前にクライアントと綿密なコミュニケーションを取る必要があります。

委任契約

委任契約とは、法律に関する業務を委託する契約です。

以下のような内容が委任契約にあたります。

  • 確定申告を税理士に委任する
  • 弁護士に委任して裁判を起こす

エンジニアの場合は結ぶことのない契約ですが、念のため覚えておきましょう。

IT講師が業務委託で働くメリット

IT講師が業務委託で働く主なメリットは、以下の4つのポイントにまとめられます。

  • 自分の好きな仕事に集中できる
  • 努力次第で収入アップが可能
  • 自分で業務時間を決められる
  • 人間関係のストレスから解放される
DAI
早速、一つずつ見ていきましょう!

自分の好きな仕事に集中できる

最大のメリットは、自分の好きな仕事に集中できるということです。

業務委託契約の場合、さまざまな案件から得意なものや挑戦したいものを選ぶことができます。

一方、会社勤めの場合は、自分がやりたくなくても組織の流れとしておこなわなくてはならない仕事の方が多いでしょう。

組織に属すると自分のやりたくない仕事を振られることもあり、ストレスが溜まる場面も多いのが事実。

しかし、業務委託契約なら自分の好きな仕事に厳選して注力できるので、ストレスをためづらく、長く楽しんで働くことが可能です。

努力次第で収入アップが可能

2つめのメリットは、個人の努力次第で大幅な収入アップが可能という点です。

会社員だと、どれだけ仕事をこなしても給与に直結することはあまりありません。年功序列制度が残る会社では、勤続年数を稼がなければ年収が上がらない場合もあるでしょう。

一方の業務委託では、成果を出し続ければ契約の継続につながり、報酬アップの可能性も十分にあります。

クライアント企業や仕事仲間とのつながりを通して、高待遇の仕事を見つけることもあるかもしれません。

DAI
会社員時代と比較して、大幅な年収アップを見込むことができるのも大きな魅力ですね。

自分で業務時間を決められる

3つ目のメリットは、自分で業務時間を決められるという点です。

請負契約であれば、働く場所や時間を決めるのは自分。できるという確信さえあれば、いつどこで取り組んでもOKなんです。

準委任契約の場合でも、稼働のシフトは会社員よりも比較的柔軟に調整ができるのがうれしいですね。

納期に間に合うように自分で業務時間を決められるため、好きな時間に好きな場所で働けるのがメリットです。

DAI
子供の迎えや朝のランニングなど、自分の都合に合わせつつ、自宅やお気に入りのカフェなど好きな場所で働くことも可能です。

人間関係のストレスから解放される

メリット4つ目は、人間関係のストレスから解放されるという点です。

会社に勤めていると、一緒に働く上司や同僚たちとの人間関係に悩まされたり、煩わしい思いをすることがあります。

DAI
「人間関係のストレス」は、会社を去る理由のトップに挙げられます。毎日通う職場だからこそ、重視される部分だと言えますね。

しかし業務委託は雇用関係とは異なり、クライアント企業と対等な立場で業務をおこなうことができます。

常にだれかと隣り合わせて働く必要はなく、もし自分と合わない場合は担当やクライアントそのものを変えることも可能です。

DAI
正社員とは異なり、働く環境や上司を自分の裁量で決めやすいというのは魅力的ですね!

IT講師が業務委託で働くデメリット

ここまで業務委託のメリットをご紹介してきました。

かなり良さそうに見える業務委託ですが、業務委託には、デメリットも存在します。

  • 労働基準法が適用されなくなる
  • 福利厚生が受けられない
  • 仕事のトラブルはすべて自己責任
DAI
業務委託契約後、大損したり「こんなはずでは…」とならないようにしっかりデメリットを押さえておきましょう。

労働基準法が適用されなくなる

1つめのデメリットは、労働基準法が適用されなくなるという点です。

業務委託契約では、正社員やアルバイトのような雇用関係がありません。

雇用関係がないということは、報酬の条件や労働量に関して、法律の保護を受けにくくなってしまう状態です。

例えば、アルバイトや正社員、契約社員のように最低賃金が法律で定められているわけではありません。法的に不当な価格で働かされる可能性がでてきてしまうのです。

DAI
あなた自身が不利益を被らないように、事前に業務内容や報酬をしっかりと確認し、納得の上で契約を取り交わすことが大切です!

福利厚生が受けられない

デメリットの2つめは、福利厚生が受けられないという点です。

業務委託契約では、会社員のような雇用保険や労災保険などの社会保険が適用されません。

つまり、万が一事故や怪我が発生しても、必要な手当てを受けにくい、または多額の費用がかかってしまうというデメリットがあります。

そのためフリーランス用の保険に加入するなど、自分で自分の身を守る備えをしておきましょう。

仕事のトラブルはすべて自己責任

3つ目のデメリットは、仕事のトラブルが全て自己責任になるという点です。

会社では従業員が起こしたトラブルについてある程度責任をとってくれますが、業務委託ではそこまでの手厚いフォローはないと考えましょう。

業務委託契約で万が一仕事上のトラブルが起きた場合、すべて自己責任になります。

契約を切られることはもちろん、最悪の場合、企業が受けた損害分の賠償責任を負わされることもあるのです。

企業が求めるスキルを提供できなかったり、納期を守らなかったりすると、簡単に契約を切られてしまう弱い立場でもあるということを押さえておきましょう。

DAI
業務委託契約は自由な働き方を手に入れる代わりに、責任を自分で負うことになります。いいことだらけではありませんので注意してください。。

業務委託契約を結ぶには業務委託契約書が必要

業務委託契約を結ぶとき、必要不可欠なのが業務委託契約書の取り交わしです。

法律上必要なものというだけでなく、後からトラブルが発生しないよう、お互いの約束事を守る大切なものでもあります。

DAI
業務委託契約を結ぶなら、必ず契約書を取り交わすようにしてください。契約に関する取り決めがあることで、責任や仕事の分配がスムーズに進みます。

業務委託契約書が必要な理由

業務委託契約書が必要な理由は、以下の2ポイントにまとめられます。

  • 契約上のトラブルが起きにくくなる
  • 万が一のときに証拠として使える

もし十分な取り決めがなければ、採用時に聞いていた以上のスキルを求められてこちらの負担になってしまったり、話していた賃金とはかけ離れた低賃金で働かされる可能性があります。

トラブルに発展しないよう、前もって業務委託契約書を取り交わしておくことが重要だといえますね。

また、業務委託契約書は万が一のトラブルのときに証拠として使うことも可能です。

DAI
事前通告なしや、何の理由付けもなく報酬を減らされたり、契約書に書かれていない業務を依頼されたりしても、業務委託契約書があれば対抗することができるんです。

あまり考えたくはないですが、もし裁判をおこなうことになった場合は業務委託契約書を提出する必要があります。

DAI
「業務委託契約書を作成していませんでした」では、あなた自身に不利に働くだけです。業務委託契約書を取り交わすことは、自分の身を守るために必要不可欠なものです。

業務委託契約で起きやすいトラブルとは?

業務委託契約で起きやすいトラブルとして、主に挙げられるのが以下の2ポイントです。

  • 成果物に対する度重なる修正を求められたが報酬が変わらず、その分時給が低くなってしまった
  • 契約内容に無い業務についても求められたが、報酬の支払いがなかった

業務委託契約書の中で業務内容を詳しく決めておくことで、こうしたトラブルを防ぎながらお互い納得した状態で業務を進めやすくなります。

秘密保持契約を結ぶ場合は秘密保持契約書を取り交わす

また、案件によっては業務委託契約書とは別に秘密保持契約書を取り交わすこともありえます。

秘密保持契約とは、契約中に知り得た機密情報や個人情報を、業務遂行以外の用途で第三者に開示しないという契約です。

企業内部でしか共有されていない事項を外部に流出させないためには必要な書類ですね。

企業と秘密保持契約を結ぶ場合は、秘密保持契約書を取り交わす必要があります。

業務委託契約締結の主な流れ

業務委託契約は、以下のような4工程を経て契約します。

  1. 契約内容の詳細について話し合う
  2. 業務委託契約書を作成する
  3. 契約書の内容を共有し、認識の相違を確認し合う
  4. 業務委託契約書を取り交わし、契約完了

①契約内容の詳細について話し合う

まず初めに、契約内容の詳細について話し合っていきます。

  • 報酬額
  • 契約期間
  • 業務の範囲

これらの項目について、ある程度明確に決めておくことで以降の工程をスムーズに進めることができるんです。

②業務委託契約書を作成する

話し合った内容をもとに、業務委託契約書を作成します。

作成するのはあなたではなく、業務を委託する側の企業です。

最近の場合は、必要事項を企業に伝えたうえで、メールを介して電子契約書を送付することが多いです。

③契約書の内容を共有し、認識の相違がないか確認し合う

企業が作った業務委託契約書をチェックし、自分と企業側に認識の相違がないか確認します。

この工程において、疑問や採用時の説明と異なる部分を見つけて指摘しておかないと後々トラブルにつながってしまいます。念入りに確認するようにしてください。

④業務委託契約書を取り交わし、契約完了

お互いに納得できる契約内容を記載した業務委託契約書を取り交わし、契約完了です。

本来であれば記名捺印が必要ですが、最近はクラウド上での電子契約が多くなっているため、電子捺印で対応できるケースもあります。

特に必要なソフトなどはなく、指定のサービスにアカウントを作るだけ、名前と住所を入れるだけというものが多いですよ。

業務委託契約の締結前に確認すべき条件

業務委託契約を締結する際は、契約内容について企業と十分話し合っておくようにしてください。

契約時に慌てないよう、あらかじめ確認しておくべき主な条件について解説します。

DAI
実際に契約する際や、契約に備える前段階においても、ぜひ参考にしてくださいね!

契約形態は何か

業務委託契約の中でも、契約形態が準委任契約か請負契約かをまずは確認しておきましょう。

契約形態によって働き方や収入の安定性に差が出るので、必ずチェックしておきましょう。

業務内容は何か

業務内容は特に詳しく確認してください。具体的にどんな業務を委託されるのかを確認しておきましょう。

ここを確認しておくことで「想定の範囲を超えた業務を任されて、報酬に見合わない仕事量をこなす羽目になった」というトラブルを未然に防ぐことができますよ。

報酬についての記載はあるか

業務委託契約書の中に、報酬についての具体的な記載があるかは必ず確認しましょう。

  • 報酬額
  • 支払い方法

また報酬については以下の2点も確認しておきましょう。

  • 時間単価か、プロジェクト単位での支払いか
  • 報酬の計算方法

ここを確認しておかないと、想定より支払いが少なかったり支払日が先になったりすることがあります。

支払日が先になるということは、手元に入る現金が変わるということです。あなたの生活や日々の支払いに直接かかわってくることです。

認識の相違がないか、慎重に確認しておきましょう。

報酬以外に経費の支払いはあるか

報酬以外に経費の支払いがあるかも重要なポイントです。

たとえば業務に必要な消耗品やPCの回線費用、電気代などの経費が報酬に含まれているか、もしくは別支払いかを確認します。

純粋な労力にのみ対価が支払われる場合、納品物を仕上げるために必要な経費代を差し引いて暮らしていけるかどうかを考える必要がありますよね。

この部分が決められていないと後で揉めることになるので、見逃さないようにしましょう。

稼働時間はどのくらいか

稼働時間についても確認しておきましょう。

案件によっては「最低週2日稼働」など働く際の最低勤務時間が定められている場合があります。

契約によっては精算幅(例:100時間を基準に、90〜110時間の精算幅で◯万円)が定められていることがあるので、併せてチェックしましょう。

あなた個人のスケジュール管理のために必要となる項目なので、確認しておきましょう。

稼働時間精算幅外の控除・超過支払いについての記載はあるか

稼働時間の精算幅が設けられているときは、報酬の控除もしくは超過支払いがあるのかをチェックしておいてください。

実際の稼働時間が精算幅より少なかった場合は報酬がその分差し引かれ、多かった場合は加算される仕組みです。

正社員で言うと残業代のような部分です。この部分を確認しておかないと、永遠にサービス残業する羽目になる可能性があります。

「業務時間外も働いたのに、その分の報酬がもらえなかった」というトラブルを防ぐため、入念に確認しましょう。

報酬の支払日はいつか

報酬の支払日は、クライアント企業によって規定が異なります。

業務委託契約において、報酬の支払日がいつなのか確認しておきましょう。

また、請負契約の場合は納品してから検収が完了するまで報酬が支払われない場合があります。

報酬が支払われることになる基準は納品日なのか、先方が了承する検収日なのかを確認しておいてください。

また、検収日が締め日を過ぎてしまうと、報酬の支払いが翌月になってしまうこともあります。

納品から検収までにかかる期間や、検収に必要な手続きについても、あわせてチェックしておきましょう。

契約期間、更新の有無について

業務委託契約の契約期間や、契約終了後の更新可否を確認しておきましょう。

更新する期間が明確にされていないと、突然契約を終了されて大幅な収入減になってしまうリスクがあります。

また、更新する際の条件が何なのかについてのチェックも重要ですね。

DAI
更新する際の条件として、規定の期間以内にお互いに解除の申し出がない場合、自動更新される旨を定めている企業もあります。来月以降のスケジューリングなどに関わりますので、しっかり押さえておいて下さい。

損害賠償の記載はあるか

業務委託契約を結ぶうえで避けて通れないのが、損害賠償問題です。

もし情報漏洩や著作権の侵害、秘密保持契約違反などで企業に損害を与えてしまった場合、企業から損害賠償を請求されることがあります。

軽い気持ちで書いたTwitterなどでも十分に対象となる可能性があります。

DAI
損害の全額を賠償するともなれば、その額は数十万円から数百万円に及ぶこともありえます。

企業に損害を与えないように仕事をすることは当たり前なのですが、損害賠償についての記載がある場合は「どんな行為が損害賠償につながるのか」を念入りにチェックしておきましょう。

特に損害賠償が及ぶ期間や請求される条件については、漏れがないように確認をおこないましょう。

不利な内容は記載されていないか

ときどき、業務委託エンジニアに対して明らかに不利な内容が記載されていることがあります。

「報酬の振込手数料を負担させられる」「契約終了後に発生した損害を全額賠償する」などの記載があった場合、契約締結後に気づいてもどうしようもありません。

あなたにとって不利な契約は、一度飲んでしまえばいずれあなた自身を苦しめることになります。

このような記載があったときは、先方に修正をお願いしましょう。

どうしても双方納得のいく形で契約できない場合は、契約自体をお断りすることも検討しましょう。

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業務委託契約書の確認はたいへん面倒ですが、未来の自分を守るために必ずおこなってくださいね!

まとめ

今回は、IT講師におすすめの案件サイトと、業務委託契約を結ぶ流れや注意事項について解説しました。

業務委託で働くことによって、自分の好きな仕事を選べたり収入をアップさせたりするなどのメリットがあります。

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自分に合う案件を探すためには、複数のサービスに登録して併用することがポイントですよ。

IT講師の業務委託案件を受注し、今よりもさらに活躍の幅を広げたい人は、この記事を参考にして取り組んでみてください。

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