ネットワークエンジニアの業務委託は稼げる?単価相場や契約までの流れを解説

最終更新日:
  • ネットワークエンジニアの業務委託案件の単価相場を知りたい
  • 案件の探し方や契約までの流れ、注意点を整理したい
  • リモート・高単価で働くための基準やサイト選びを知りたい

結論からお伝えすると、ネットワークエンジニアの業務委託は実務経験とスキル(特に設計・構築やクラウド経験)次第で十分に稼げます

一方で、契約形態の違い(準委任/請負)やリスク、相場理解、案件選定の基準を押さえないとミスマッチや収入の不安定さにつながるため、事前準備が重要です。

この記事では、以下の内容について解説します。

  • ネットワークエンジニア業務委託の単価相場
  • 案件サイト選び/契約形態/契約書の必須チェック項目
  • 実際の求人例とリモート・高単価を狙うための基準
  • スキルセット別に参画しやすい案件の傾向

ネットワークエンジニアの業務委託で押さえるべき単価相場、案件探しの基準、契約の流れや注意点、実例求人までわかりやすく解説します。

フリーランス・副業案件を探すならインディバースフリーランス

インディバースフリーランス

あなたにピッタリのフリーランス・副業案件が見つかる
4万件以上の業務委託案件から一括検索できる案件サイト

複数の求人サイトに登録しなくても大丈夫。インディバースフリーランスに登録すれば、複数のエージェントの求人を横断して検索可能。自分にあったスキルや職種を登録すると、あなたにあった新着案件が見つかる。

まずは求人を探してみる

目次

ネットワークエンジニアの業務委託はできる?未経験からも可能?

ネットワークエンジニアの業務委託は未経験からでも十分可能です。L2/L3スイッチやルーター、ファイアウォールなどのネットワーク機器の知識とTCP/IPプロトコルの理解があれば、フリーランスとしてCCIEやCCNPなどの資格がなくても案件獲得のチャンスがあります。

案件獲得には、ITフリーランス専門のエージェントサービスの利用がおすすめです。

レバテックフリーランスなど、ネットワークエンジニア案件を多く扱うエージェントに登録し、自身のスキルセットを明確にしたポートフォリオを用意しましょう。VLANやSDN、BGPなどの具体的な技術経験をアピールすることで、案件マッチング率が向上します。

未経験者は、まずNW仮想環境(GNS3やEVE-NG)でラボ環境を構築し、基本的なルーティングやOSPF設定などの実践的スキルを磨きましょう。

CCNA資格の取得も有効です。小規模なトラブルシューティングやヘルプデスク案件から始め、徐々にL1設計・構築案件へステップアップするのが王道です。

クラウドネットワーク(AWS VPCやAzure Virtual Network)の知識も併せて習得すれば、活躍の場が広がるでしょう。

ネットワークエンジニア案件の単価相場

単価中央値: 82.0万円
単価平均値: 88.5万円
単価相場案件数
0〜9万円5件
10〜19万円0件
20〜29万円0件
30〜39万円5件
40〜49万円8件
50〜59万円60件
60〜69万円201件
70〜79万円251件
80〜89万円260件
90〜99万円192件
100〜109万円175件
110〜119万円89件
120〜129万円113件
130〜139万円54件
140〜149万円34件
150〜159万円23件
160〜169万円32件
170〜179万円1件
180〜189万円2件
190〜199万円0件
200〜209万円4件
210〜219万円0件
220〜229万円0件
230〜239万円0件
240〜249万円1件
250〜259万円0件
260〜269万円0件
270〜279万円0件
280〜289万円0件
290〜299万円0件
300〜309万円0件
2025年12月時点

インディバースフリーランスが提携しているエージェントの全求人データをもとに抽出した結果ですが、平均単価相場/月は約88万円でした。

高単価の案件を探している人は、高単価案件が豊富なレバテックフリーランスで案件を探すのがおすすめです。

ネットワークエンジニアの業務委託案件例

ここでは、実際に募集されている、ネットワークエンジニアのフリーランス案件の例を5つご紹介します。

1,100,000/月
飯田橋
リモート
職種ネットワークエンジニア
自チームをリードしつつ設計、構築業務を対応頂く (セット提案が理想です) 【業務内容】 ・SEリーダーのもと上記取り扱いソリューションの要件定義、設計、構築作業を対応頂く ・設計/構築期間は2025年2月~2026年10月であるが、構築完了...
業界製造業
830,000/月
確認中
リモート
職種ネットワークエンジニア
業務内容は下記になります。 ・民間企業向けシステムのNW・インフラ設計構築 ・新規・既存システムのNW・インフラ設計構築 【開発工程】 基本設計〜テストまでを担っていただきます。 (希望に応じて、上流工程を担当することも可)
720,000/月
新宿
リモート
スキルLinuxSASWindows
職種ネットワークエンジニア
旅行業のお客様先にて、今回は下記の業務をご担当いただく想定です。 ・ネットワーク環境の維持・運用 ・ネットワークのSASE化案件のプロジェクト参画における検証・進捗管理・インシデント発生時対応
720,000/月
曙橋
リモート
スキルCisco
職種ネットワークエンジニア
【業務内容】 警備会社向けネットワーク運用保守(FW・LB・L2/L3スイッチ)を行なっていただきます。 案件参画後、1ヶ月程度はキャッチアップの為出社、その後はテレワーク併用を予定しております。 ※詳細は面談時にお話しいたします。 【作業...
業界通信
660,000/月
渋谷
常駐
スキルOracleLinuxAWSAnsibleRHELBIZabbixTerraform
職種ネットワークエンジニア
安定したカード決済系システムの各種維持管理・更改対応を実施していただきます。 運用自動化を見据えたシェルスクリプト(bash)の立案、開発をお任せいたします。

ネットワークエンジニアの案件をお探しの方は、フリーランス向けマッチングサービスおすすめ17選を是非参考にしてみてください。

ネットワークエンジニアの業務委託案件探しにおすすめのエージェント

DAI
基本的には副業案件自体がどのエージェントでも少ないため、「求人数が多いレバテックフリーランスに1社登録し、2-3社並行して登録しておくと、よりよい副業求人に出会うことができます。
公式サイト エンジニア案件数 稼働日数
(目安)
特徴
レバテックフリーランス
https://freelance.levtech.jp/ ★★★★★ 週4~5日 ・とにかく案件数が多い
大企業の高単価案件やフルリモート案件も多数取扱あり
・フリーランスとして案件受注を検討するならまず登録したいエージェント
HiPro Tech
https://tech.hipro-job.jp/ ★★★★ 週3〜5日 ・中間マージンが発生しない
・掲載案件の約70%が自社開発
25%は週3日以下の稼働で自由な働き方を実現できる
テックストック
https://tech-stock.com/ ★★★★★ 週4~5日 ・週5日フルコミットで月80万円以上を目指せる高単価案件を多数
リモート案件も豊富で、場所を選ばずに活躍したいエンジニアにおすすめ
テクフリ
https://freelance.techcareer.jp/  ★★★ 週4〜5日 大企業の高単価な案件が多い
・面談対策など案件受注サポートも充実
・業界でも珍しい低マージン率(一部案件で10%)

レバテックフリーランス

運営会社 レバテック株式会社
公式サイト https://freelance.levtech.jp/
契約形態 業務委託
対応地域 全国
支払いサイト 15日サイト(月末締め翌月15日支払い)
求人数 113,450件
リモート求人数 -
福利厚生 税理士紹介
無料紹介・特別価格
経理・確定申告代行・節税などに強い税理士をご紹介いたします。

有名クラウド会計ソフト 例:2か月無料
経理初心者でも使いやすい有名クラウド会計ソフトが特別価格で利用できます。

確定申告セミナー無料参加
確定申告セミナーに優先的にご案内。税理士が税申告をサポートします。

マネープラン相談
何度でも無料相談OK
上級資格保有ファイナンシャルプランナーにいつでも無料で、マネープランについて相談できます。

レバテックフリーランスは、フリーランスのITエンジニア・デザイナーに特化した、業界最大級のエージェントです。最大の魅力は、中間マージンを極力排除した高単価の「直請案件」が豊富なこと。サイバーエージェントやDeNAといったメガベンチャーをはじめ、誰もが知る大手企業のプロジェクトに参画できるチャンスが多数あります。

また、案件提案から条件交渉、参画中のフォローまで、専任の担当者が徹底的にサポート。LINEでのスピーディーなやり取りも可能で、煩雑な手続きに時間を取られることなく、本業に集中できます。公開求人数は10万件以上と圧倒的で、あなたのスキルや希望にぴったりの案件が見つかりやすい環境です。

「高単価を目指したい」「大手企業でキャリアを築きたい」「手厚いサポートを受けたい」という経験豊富なエンジニアの方に最適なエージェントとなるでしょう。ただし、実務経験が浅い場合や、週1-2日の案件、地方常駐を希望する場合は、他の選択肢も検討すると良いかもしれません。フリーランスとしてさらなる飛躍を目指すなら、レバテックフリーランスは強力な味方になります。

DAI
求人数が最大のレバテックフリーランスには必須で登録しつつ、苦手を補うようなエージェントに2-3社登録するのがおすすめです。
おすすめサービス
案件数が豊富なIT向けフリーランスエージェント。業界最高水準の案件単価!高額案件・高収入を目指すならここ

こちらも読みたい:

【独自調査】レバテックフリーランスの評判・口コミは悪い?案件の内容や注意点・退会方法を解説
独自調査でレバテックフリーランスの評判・口コミを検証。高単価直請の魅力から地...

HiPro Tech

HiPro Tech(ハイプロテック)は、パーソルキャリア株式会社が運営するIT・テクノロジー領域に特化したフリーランスエージェントです。企業とフリーランスを“直接契約”でつなぐことを特徴とし、中間マージンが発生しないため、高単価・高報酬な案件が豊富に揃っています。

掲載案件の約70%が自社開発で、25%は週3日以下の稼働と、自由度の高い働き方を実現できます。さらに「案件リクエスト機能」により、今すぐ稼働できない方でも条件に合った案件を優先的に紹介してもらえる点も魅力。登録から契約までのサポートはすべて無料で、初めてのフリーランス活動でも安心して利用可能です。PM・エンジニアからデータサイエンティストまで幅広い職種に対応し、全国どこからでも参画できる案件も多数。キャリアの自由度と収入の最大化を両立したいITプロフェッショナルに最適なサービスです。

HiPro Tech公式ページにアクセスする
HiPro Tech(ハイプロテック)の評判は?利用のメリット・デメリット、使うべき人を紹介
HiPro Tech(ハイプロテック)の評判を徹底解説。中間マージン0の直接契約で高単価...

テックストック

運営会社 INTLOOP株式会社(イントループ株式会社)
公式サイト https://tech-stock.com/
契約形態 業務委託契約(一部案件では派遣契約)
対応地域
支払いサイト 最短で稼働月当月末締め翌月15日
求人数 8,486件
リモート求人数 3,860件 (2025年12月17日 現在)
福利厚生 税務・会計のお悩み解決サポート
キャリア拡大に向けたスキルアップサポート
健康維持のためのライフスタイル向上サポート

テックストックは、INTLOOP株式会社が運営するフリーランスエンジニア向けのエージェントサービスです。

直請案件・上流案件を中心に、週5日フルコミットで月80万円以上を目指せる高単価案件を多数取り扱っています。

リモート案件も豊富で、場所を選ばずに活躍したいエンジニアにおすすめです。税務・会計サポート、スキルアップ支援、ライフスタイル向上サポートなど、充実した福利厚生も魅力。週5日フルコミットでがっつり稼ぎたい、上流工程に携わりたいという方は、テックストックがおすすめです。

DAI
こちらは経験年数が5年以上といった、かなりベテラン向けの方であれば高単価案件が獲得しやすいエージェントとなります。
テックストックの公式ページを見てみる

こちらも読みたい:

TechStock(テックストック)のリアルな評判を徹底解説 | 特徴やメリットとデメリットを紹介
TechStock(テックストック)の評判・口コミを解説。直請け高単価・非公開多数、PM...

ネットワークエンジニアの業務委託案件を探す基準

ネットワークエンジニアの業務委託案件探しの際は、以下のポイントに注目して案件を選びましょう。

  • 自分のスキルに合った案件が多いか
  • リモート可能な案件があるか
  • 高単価な案件が多いか
DAI
順番に詳しく解説します!

自分のスキルに合った案件が多いか

まずは「自分が持っているスキルや経験に合った案件が取り扱われているか」に注目しましょう。

下記のように、案件サイトによって得意な分野は違います。

  • Web系領域に特化しており、デザイナーやディレクターの案件が豊富にある案件サイト
  • 高いスキルが必要な分、高単価案件を数多く取り扱っているサイト

「希望する業界の案件の有無」「持っているスキルを最大限に活かせる案件の有無」など、大切にしたい条件を決めてから、その条件に適した案件サイトを選びましょう。

DAI
案件サイトにはどんなものがあるのか知りたい!という場合は「エンジニアスタイル」がおすすめです!さまざまなサイトの案件を一括で検索できますよ!

リモート可能な案件があるか

大事なポイントとして、リモートでの業務が可能な案件があるかという点も意識してみましょう。

リモートで業務を行うメリットは、自分の働きやすい場所で柔軟に仕事ができることです。

通勤時間がなく、限られた時間を効率的に使えるので、仕事の時間以外にも趣味などの時間を確保しやすくなります。

リモートワークができる案件探しには、特に「レバテックフリーランス」と「ITプロパートナーズ」をおすすめします。

DAI
リモート可能な案件はとても人気です。応募が殺到して、すぐに募集終了してしまいます。ですが、案件サイトに登録しておけば通知が来るので、応募のタイミングを逃さずに済みますよ!

高単価な案件が多いか

高単価な案件が豊富なサイトを選ぶことも大切です。

高単価な業務委託の仕事を選べば効率よく稼げるため、収入が安定しやすくなります。

その分難易度の高いスキルを求められますが、ゆくゆくは自分のスキルアップにつながりやすいです。

DAI
ネットワークエンジニアの高単価案件は「レバテックフリーランス」と「HiPro Tech」で多数見つけられました。複数の案件サイトに登録をして、単価の相場を比較して見てみましょう!
ネットワークエンジニアの副業事情!週2-3案件の探し方とおすすめの求人サイトを紹介
ネットワークエンジニアの副業を徹底解説。週1〜2日リモートの高単価案件の探し方...

業務委託契約の主な種類

業務を部分的に外注したい企業が、他の企業・個人に業務を委託する契約を「業務委託契約」といいます。

報酬・仕事内容・業務の進め方などをお互い合意したうえで契約を結びます。

アルバイトのような雇用関係がなく、企業と対等な関係性で業務を進める点が特徴です。

業務委託契約には、主に以下の3種類があります。

  • 準委任契約
  • 請負契約
  • 委任契約

ここからはそれぞれの契約について解説します。

DAI
契約内容や報酬の仕組みが違うので、一つずつ理解しましょう!

準委任契約

準委任契約は、事務処理などの業務を依頼する契約のことです。

時給や月給という形で報酬が発生します。

ネットワークエンジニアとして準委任契約を交わしたら、依頼された業務を時間内におこなう義務が発生します。

メリット

準委任契約のメリットは、収入が安定しやすい点です。

準委任契約で報酬が発生する条件は、時間内に業務を安定しておこなうことです。

成果物を納品することが条件ではないので、成果物の有無は関係なく稼働した時間分の報酬が発生します。

そのため収入が安定しやすい契約方法といえます。

デメリット

稼働時間が自由に選びにくい点は、準委任契約のデメリットです。

基本的にシフト勤務なので、稼働時間帯をどこまで柔軟に選べるかはクライアントによります。

業務の進め方もクライアントに管理されることが多く、業務の進行具合が順調かどうかを定期的に報告する必要も出てきます。

また企業側に仕事ぶりが評価されなければ、プロジェクトの途中でも契約を打ち切られるリスクもあるのです

請負契約

請負契約とは、成果物を完成させてから納品する義務を負う契約のことです。

正社員やアルバイトとは異なり、業務時間に関係なく完成させた成果物に対して報酬が支払われます。

メリット

大きなメリットは、業務をおこなう場所や時間の使い方を柔軟に選べる点です。

請負契約では、成果物を完成させて納品することで報酬を受け取れます。

働く場所・時間・業務の進め方などを報告する義務はないので、作業する場所や働く時間を自由に選びやすいです。

デメリット

請負契約のデメリットは、納品した成果物が評価されなかった場合に報酬を受け取れない恐れがある点です。

何度も修正したり報酬が減額されたりするだけではなく、最悪の場合は報酬の支払いを拒否される可能性も。

また作業工程や作業時間がどれだけ増えても、報酬額は増えない点もデメリットです。

最大100時間かかる案件で報酬が5万円の場合、時給換算で1時間500円になってしまいます。

DAI
請負契約で仕事をするときは、工数と報酬のバランスがとれているかチェックしましょう。

委任契約

法律に関する業務を委託する契約のことを委任契約といいます。

たとえば下記のようなケースです。

  • 税理士に確定申告を委任する
  • 弁護士に委任し裁判を起こす
DAI
委任契約は法律に関する業務を委託する際に結ぶ契約なので、ネットワークエンジニアが契約することはありません。エンジニアに関係のある契約は、準委任契約と請負契約です。

ネットワークエンジニアが業務委託で働くメリット

業務委託契約を結び、ネットワークエンジニアとして働くメリットは、以下の4つにまとめられます。

  • 自分の好きな仕事に集中できる
  • 努力次第で収入アップが可能
  • 自分で業務時間を決められる
  • 人間関係のストレスから解放される
DAI
一つずつ、解説していきます!

自分の好きな仕事に集中できる

1つ目のメリットは、自分の好きな仕事に集中できることです。

業務委託契約では、案件の中から自分の得意な仕事や、挑戦したい仕事を選べます。

会社勤務だと、決められた仕事を定まった条件の中で遂行しなくてはいけません。

苦手な仕事や、やりたくない仕事を振られることもあります。

そのような環境で働いていると、ストレスが溜まることも多いでしょう。

ですが、業務委託契約では自分の好きな仕事が選べるので、ストレスを減らして働くことができます。

努力次第で収入アップが可能

2つ目のメリットは、自分の努力によって収入アップの可能性があることです。

会社員は、大きな成果を出しても、ほとんど給与に影響しないことがあります。

ですが、業務委託契約では、継続して成果を出せれば契約継続につながったり、出した成果によっては報酬アップも目指せます。

クライアント企業や仕事仲間とのつながりから、待遇のよい仕事に結びつく可能性も考えられます。

DAI
会社員より、大幅な年収アップを目指せるでしょう。

自分で業務時間を決められる

3つ目のメリットは、業務にあてる時間を自由に選べることです。

請負契約では、自分の好きな場所で働いたり、自分の働きたい時間に働くことができます。

準委任契約でも、会社員よりは柔軟にシフト調整ができます。

請負契約では納期までに成果物を完成させられれば、いつどこで働いてもよいので、自由な働き方ができるところがメリットでしょう。

DAI
ライフスタイルに合わせて、自宅や好きなカフェなどでも働けます。

人間関係のストレスから解放される

4つ目のメリットは、人間関係で感じていたストレスを減らせることです。

会社勤務だと、上司や同僚たちとの人間関係がストレスになることもあります。

DAI
「もう会社を辞めたい……」と悩む場面も多いのではないでしょうか。

業務委託契約の場合は雇用関係ではないので、クライアント企業と対等な関係で仕事ができます。

もし担当者が合わなかった場合は、クライアントを変えることも可能です。

DAI
正社員と違い、柔軟な人間関係の中で働けるのはメリットですね!

ネットワークエンジニアが業務委託で働くデメリット

業務委託には、メリットだけでなくデメリットもあります。

  • 労働基準法が適用されなくなる
  • 福利厚生が受けられない
  • 仕事のトラブルはすべて自己責任
DAI
後悔しないようにデメリットを知り、対処しておきましょう。

労働基準法が適用されなくなる

1つ目のデメリットは、労働基準法が適用されないことです。

業務委託契約では正社員やアルバイトのような雇用関係ではないので、報酬条件や労働量に対して法律の保護はあまり受けられません

最低賃金も法律で決まっているわけではないので、業務量に見合わないような安い報酬になるリスクもあります。

DAI
業務内容や報酬の確認をしっかりしてから契約しましょう!

福利厚生が受けられない

デメリットの2つ目は、福利厚生が受けられないことです。

業務委託契約では、会社員のように雇用保険や労災保険などの社会保険が適用されません。

業務遂行中に事故や怪我があっても、必要な手当てを受けにくいのです。

そのため「フリーランス用の保険に加入する」などの対策をとることがおすすめです。

仕事のトラブルはすべて自己責任

3つ目のデメリットは、仕事のトラブルがすべて自己責任になることです。

会社員の場合、仕事のトラブルは会社がある程度責任を負ってくれます。

しかし、業務委託契約でトラブルが発生した場合、すべて自己責任になってしまいます。

最悪の場合、企業が受けた損害分の賠償責任を負う恐れもあります。

企業に求められたスキルを提供できなかったり、納期を守れなかったりした場合、契約を切られることも。

DAI
業務委託契約は比較的自由度の高い働き方ではありますが、責任の重さは変わらないという意識が必要です。

業務委託契約を結ぶには業務委託契約書が必要

業務委託契約には業務委託契約書の取り交わしが必要です。

業務委託契約書は、トラブルを防ぐためにも大切なものです。

DAI
業務委託で働く場合、契約書の取り交わしを必ずしましょう。

業務委託契約書が必要な理由

業務委託契約書が大切な理由には、以下の2つがあげられます。

  • 契約上のトラブルを防ぐため
  • 万が一のときに証拠として使うため

業務委託契約書には、仕事内容や報酬について記載されています。

仕事内容や報酬について契約書に明記しない場合、下記のようなトラブルに発展する恐れがあります。

  • 想定外のスキルを求められる
  • 事前に聞いていた報酬額よりも少なくなる

このようなトラブルを防ぐためにも、必ず業務委託契約書を取り交わしましょう。

また裁判など万が一の事態が起きたときは、業務委託契約書を証拠として使えます

DAI
業務委託契約書があれば、契約書にない業務を要求されたり、急に報酬を減らされても主張できますね。

業務委託契約書は、あなたの身を守るために欠かせない書類なのです。

業務委託契約で起きやすいトラブルとは?

業務委託契約においてトラブルになりやすいのは、以下のようなケースです。

  • 成果物に何度も修正依頼をされ対応したが、報酬は増えなかったので、その分時給が安くなった
  • 契約内容になかった業務を要求され対応したが、その分の報酬が支払われなかった

そのため業務内容や報酬にお互いが納得したうえで、業務委託契約書に明記する必要があります。

秘密保持契約を結ぶ場合は秘密保持契約書を取り交わす

案件によっては、秘密保持契約書を取り交わすこともあります。

秘密保持契約とは「契約中に知り得た個人情報や機密情報を、業務遂行以外の用途で第三者に開示しない」という契約です。

秘密保持契約を企業と結ぶ際は、秘密保持契約書の取り交わしが必要です。

業務委託契約締結の主な流れ

ここからは、業務委託契約締結までの流れを解説していきます。

  1. 契約内容の詳細について話し合う
  2. 業務委託契約書を作成する
  3. 契約書の内容を共有し、認識の相違を確認し合う
  4. 業務委託契約書を取り交わし、契約完了

①契約内容の詳細について話し合う

まず最初に、契約内容の詳細に関して話し合います。

  • 報酬額
  • 契約期間
  • 業務の範囲

上記のような内容について話し合い、詳細を決めましょう。

②業務委託契約書を作成する

次に話し合って決めた内容から、業務委託契約書を作成します。

契約書は業務を委託する企業が作成します。

③契約書の内容を共有し、認識の相違がないか確認し合う

次に企業が作った業務委託契約書を読んで、お互いの認識に違いがないか確認します。

この時点で話し合っておかないと、契約後のトラブルにつながってしまう恐れがあります。

たとえどんなに些細なことでも、気になった点は相談することが大切です。

④業務委託契約書を取り交わし、契約完了

最後に、お互いの認識に相違のない内容が明記された業務委託契約書を取り交わしたら、契約は完了です。

最近ではクラウド上で電子契約をすることが多いので、電子捺印で問題ない場合もあります。

業務委託契約の締結前に確認すべき条件

業務委託契約を結ぶときは、企業と契約内容の話し合いが必要です。

契約するときに慌てないよう、事前に確認すべき条件を解説します。

DAI
実際に契約するときは、ぜひ参考にしてみてください!

契約形態は何か

業務委託契約でも契約形態は何か確認しましょう。

具体的には、準委任契約か請負契約かを確認します。

この契約形態によって、働き方や収入が安定しやすいかなどに違いが出るので、必ず確認が必要な項目です。

業務内容は何か

業務内容は何か、委託される業務の内容を確認しましょう。

業務内容をしっかりと確認しておくことで「想定外の業務を要求されて、報酬以上の仕事をすることになった」などのトラブルを防止することにつながります。

報酬についての記載はあるか

報酬について、業務委託契約書にはっきりと記されているか必ず確認しましょう。

  • 報酬額
  • 支払い方法

また、以下の項目についても確認しましょう。

  • 時間単価なのか、プロジェクト単位での報酬額なのか
  • 報酬の計算方法

これらの確認を怠ると、報酬額が思っていたより少なかったり、報酬の支払日が想定より遅かったりする恐れがあります。

企業と認識に違いがないか、しっかりと確認することが大切です。

報酬以外に経費の支払いはあるか

下記のような経費の支払いがあるかも重要なので確認しましょう。

  • 業務で使う消耗品や電気代、PCの回線費用などの経費が支払われるのか
  • 支払われる場合は報酬に含まれるか、もしくは別になるのか

後々トラブルになってしまう恐れもあるので、忘れずに聞いておきましょう。

稼働時間はどのくらいか

稼働時間はどのくらいか確認しましょう。

「最低週2日稼働」など稼働時間が決められている案件もあります。

契約によっては次のような精算幅があるので、そちらもチェックしましょう。

  • 精算幅の例:100時間を基準に、90〜110時間の精算幅で◯万円
DAI
最初から週5日フルで稼働するよりも、週1~3日から始めて様子を見て増やすことがおすすめです。

稼働時間精算幅外の控除・超過支払いについての記載はあるか

稼働時間の精算幅があるときは、報酬の控除もしくは超過支払いについてチェックしましょう。

  • 実際の稼働時間が精算幅より少なかった場合:報酬が減額される
  • 実際の稼働時間が精算幅より多かった場合:報酬が増額される

「業務時間以上に稼働したのに報酬額は変わらなかった」などのトラブルを防止するために確認しましょう。

報酬の支払日はいつか

報酬の支払日はいつなのか確認しましょう。

クライアント企業によって報酬の支払日は異なります。

また請負契約の場合、納品後の検収完了まで報酬の支払いがされないこともあります。

DAI
検収の日が締め日を過ぎた場合、報酬が支払われるのは翌月になる場合も。

毎月の収入を安定させるためにも、納品から検収の期間をチェックしておきましょう。

契約期間、更新の有無について

業務委託契約の契約期間を確認しましょう。

また「契約終了後に契約の更新があるか」も重要なポイントです。

契約更新がある場合は、更新の条件についてもチェックしましょう。

DAI
更新の条件として、規定の期間内に解除申請がお互いない場合、自動更新を定めている企業もあります。

損害賠償の記載はあるか

損害賠償についての記載があるか確認しましょう。

業務委託契約を結ぶうえで損害賠償問題は避けては通れません。

もしも、企業に損害を与えてしまった場合、損害賠償を請求されることがあります。

DAI
損害の全額賠償となると数百万円に及ぶこともあります。

企業に次のような損害を与えないように仕事するためにも、損害賠償についての記載は欠かさずチェックしておきましょう。

  • 情報漏洩
  • 著作権の侵害
  • 秘密保持契約違反

特に「損害賠償が及ぶ期間」や「損害賠償の請求条件」については、漏れがないように確認することが大切です。

不利な内容は記載されていないか

業務委託エンジニアにとって、明らかに不利な内容が記載されていないか確認しましょう。

ときに「報酬の振込手数料を負担」「契約終了後に発生した損害の全額賠償」などと、明らかに不利な内容が記載されていることがあります。

契約締結後、このような内容に気がついても遅いので、このような記載があったときは、修正をお願いしましょう。

不利な契約を受け入れてしまうと、いずれ辛い思いをすることになります。

どうしてもお互いに納得できない場合は、契約自体のお断りを検討するのも大切です。

DAI
業務委託契約書の確認は面倒ではありますが、未来の自分を守るために必ずおこなってくださいね!

ネットワークエンジニアの業務委託に関するよくある質問

1.ネットワークエンジニアの業務委託は何年経験が必要ですか?

1年以上の経験があると探しやすいです。 記事の通り未経験可の案件もありますが、設計・構築などの高単価案件を狙うなら、実務経験3年以上がひとつの目安になります。

2.ネットワークエンジニアはフルリモートで働けますか?

案件によります。 クラウド構築(AWS/Azure)や設計業務はフルリモートが可能です。

一方、機器の配線や設置を伴う案件は出社が必要になります。

3.土日や平日夜間のみの副業案件はありますか?

副業案件は少ないですがあります。 ネットワークのメンテナンスや移行作業は利用者の少ない休日・夜間に行われることが多いため、スポット的な案件が多いです。

4.40代・50代でも業務委託案件は獲得できますか?

クラウド案件や設計フェーズであれば可能です。 AWSやAzureなどのクラウド構築や、詳細設計書の作成業務などはフルリモートが可能です。一方で、ルーターの設置や配線(ラッキング)など、物理的な作業を伴う案件は出社が必要になります。

5.資格(CCNAやCCNPなど)は必須ですか?

必須ではありませんが、持っていると単価アップや案件獲得に非常に有利です

業務委託契約では「即戦力」が求められるため、スキルを客観的に証明できる資格は強力な武器になります。

まとめ

ここまでネットワークエンジニアにおすすめの案件サイトや業務委託契約の流れ、注意事項などについて解説してきました。

DAI
複数の案件サイトに登録をして、自分に合った案件を見つけましょう。

今回の記事を参考にして、ネットワークエンジニアの業務委託案件にぜひ挑戦してみてください!

おすすめサービス
案件数が豊富なIT向けフリーランスエージェント。業界最高水準の案件単価!高額案件・高収入を目指すならここ

おすすめサービス
リモート案件・高単価案件も豊富なエンジニア特化エージェント

おすすめサービス
IT系フリーランス向けの案件を数多く掲載!エンジニア以外の職種の案件も豊富です

フリーランスの案件を検索する